ラブコメとしての三つの伏線

ぷらずまだっしゅ! ハヤテのごとく!における7つの伏線の向こうを張って、ハヤテのごとく!三大伏線(笑)
そもそも俺自身ハヤテのごとく!はラブコメとは言えないといっているにも関わらずです・・・





今現在ハヤテ君がナギちゃんに対して恋愛感情を持つと「ロリコン」と見なされて、それはハヤテ君にとってははなはだ不本意である。伏線というか設定なんですけど・・・
でもこの設定は裏を返すと「ナギちゃんが成長すればハヤテ君がナギちゃんに恋愛感情を持っても問題はなくなる」というように読めます。そもそもこの作品で最初に引っかかったところがそこです。最初に「ロリコン」を嫌う設定が出てくるのは第九話(一巻九話)ですね。「はい!?」って感じでした。えっと、これはいったいどういう漫画なんですか?と最初に疑問を持ったのはそこです。おいおいそれじゃラブコメにならないじゃんと。
ただの思い過ごしかと思っていると第十九話(二巻十話)で改めてその設定が確認されれます。その後も何度かその設定は確認されています。この設定は作者のふとした思いつきではなくこの作品の基本設定です。間違いないでしょう。


作中である程度の年月を経ない限りはこの作品はきれいに終われない。


それがこの設定から読みとれると思うのですがいかがでしょうか。



  • 決してあきらめない女



なんの脈絡もなくハヤテ君の元クラスメイトとして登場し、発作的に告白し、あっけなく振られた彼女、西沢歩さんです。お嬢様の恋敵として、彼女は最後の最後まで退場しないのではないかということが初登場時に示唆されています。言葉を変えるとしつこい女です(笑)でもまぁ漫画ですから。虚構の世界だからその方が面白いんですよね。発作的に犯罪に走ったりしなければね。そういや主人公は発作的に犯罪に走った経験がありますよね。犯罪もこの作中では禁じ手ではないのか。


それはともかくとして、彼女はこの作品終了までお嬢様のライバルであり続けると思います。そしてそれは初登場時に示唆されている、そういうことです。



  • 絶対的な信頼



まだ単行本になっていないところです。第六十四話の最後のコマ。八巻発売時に改めて書きますが、たぶんこのコマがラブコメ的に見るとここまでで最大の伏線です。






続いて今日の本題