アニメ13話感想 ネタバレだったり伏線だったり

他の記事読んでもらえればわかりますけれど、私はいわゆる原作厨です。別にハヤテに限ったことではなく、オリジナルから別メディアに展開された作品は、二次創作*1であって劣化したり別物になったりすることは避けられないと思っています。
当然この漫画が色が付いて動くことによって失われるものもあると思ってましたし、実際失われたものはあります。しかし、アニメになって色が付いて動くこと以外に得られるものもありました。そして、今までこういう経験はなかったのですが、オリジナルを補完する要素も用意されていました。
ではここから感想です。



オープニング

今までと流れが違った。前回の復習がない。さすが報われない娘、ハム。

さぁ、一緒に主題歌を歌いましょう!

笑いをこらえて涙が出ました。なんだこの煽り!
と思ったんだけれどもよく考えてみたら…
id:kiyoliveさんもやってきている*2という次世代ワールドホビーフェア会場で流されているのを意識した煽りかも知れないです。
第26回 次世代ワールドホビーフェア
会場の様子は明日はきっと。で逐次アップロードして下さってます。一瞬すぐさま新松戸に向かおうかと思った。
みんなで歌ってたのかなぁ…。大きなお友達も…。

伏線

と思ったら復習は長めでした。ハムスターは原作よりナイチチに描かれていると思うのだが…。今気づいたけれど原作とは違って「女の子とつきあう資格がない」ってここで言っているんだ。こう言うのが伏線って言うんだよな。原作には伏線がほとんどない。予定があるだけ。
それはともかくですね、思ったですよ。今まで西沢さんが出るたびに物を食っていたのはここへの伏線でしょう。振られてやけ食い。これは原作にはない場面。
さらにいうと、ハヤテ君はこんなに思い悩んではいなかったです。原作でもこの表現があればヒナ祭り祭り準備作業のあの話に深みが増したかも知れないとふと思った。
ただし、原作通りなら先週後半の龍とハムスターの対決以前の心境のはずなんですよ。ハムもハヤテも。アニメではナギが既に絡んでいるのでややこしい。
前回は視聴率が低かったらしいですが、ハルヒ画像も含めて後半のラブコメ要素は再現されているのでわかりやすいと思います。
こうやって感想書いていて思うんだけど、本当にカオスな作品だなぁ。原作もアニメも。あらすじが追えない。
コップに息を吹きかけて拭く場面の絵は良くできているなぁと思いましたがアニメでは普通のことなのかな?

ブコメ

このパートはこのサイトの原作関連記事を読んでいない人向けにします。そっちでは何度も書いていますので。
この時点では重要な言葉は原作通り。

妹のことが心配な兄の気分はこんな感じなんだろうな…これじゃ当分恋人なんて…

4巻105ページの朗読です。
つまりだ。何が言いたいかというと、ハヤテのごとく!という物語はラブコメとして致命的な欠陥がある。メインヒロインが主人公に女性として認識されていないと言うこと。アニメ8話でやった原作「使用人たちの夜」でも同様のことを表現しているところがありますが、この物語は、ナギがメインヒロインの一人であるのなら、ナギが成長しないとラブコメとして成立しないです。私は精神的な成長ではなく、時間的な成長、年を重ねることが必要なのではないかと思っています。そして、結果的にそれは肉体的な成長も意味している。具体的にわかりやすく言うと作中でナギの背が伸びると思っています。でも、胸は成長しないかも知れません(笑)。
とにかく、主人公がメインヒロインを「女」として認識しないとうまくいかない話です。そして、一人のメインヒロインがそこまで成長してはじめて、もう一人のメインヒロインが脇役から主役へと移行することが出来るのではないかと予想しています。
アニメでは途中で打ち切られるでしょうからそこまで描かれるとは思えないですけれど、この物語はそういう物語です。それを念頭に置いて読むとどってことない場面でやるせない切なさを感じることも出来ますよ。
現状、原作でもラブコメパートは主に西沢さんとヒナギクさんの二人が担当しています。この二人はサブヒロインと言うより暫定メインヒロインと捉えた方がわかりやすいと思います。暫定ですら二人いる。その二人と主人公の関係はもちろんのこと少女同士の関係も作中でややこしくなっていく。隠された過去があるわけではない。関係が構築される過程が作中で描かれる。そして、ある時点でどうなっているかは事前に「予定」として公開されてしまっている。過程を楽しむ漫画。それがハヤテのごとく!。そういう意味ではゲーム的です。

クラウスとタマ

トラブルメーカーとして使うのか。雪路とサクがいるけれどギャグアニメにするならトラブルメーカーは多い方がいい。幼少期のクラウスは理屈抜きで面白かった。実写なら大竹まことがいいなと思った。
しりとりは「照れてます、久々の出番で」は聞き取れたのだがタマの方が聞き取れなかった。

CM

公式サイトのやつ、なんというか独特のチープ感がいい。

路面電車

というかアトラクションって感じだ。本を読みながら歩くのは教育上よろしくないという配慮だけだったりして。

参考書

原作では具体名が出てきているけれどさすがにちょっとまずいのか。絵は原作通りだけれどそもそもオリジナルそのまんまの絵なんだねぇ。

もえたん[新装版]

もえたん[新装版]

なんかそれがアニメになるらしいのだが…。参考書がアニメ化されるという状況が把握できない。
http://www.ink-chan.com/

レドモンド式面接

経験ないです。レドモンドというのはマイクロソフトの本社所在地です。

試験

原作通り。特筆すべき所はない。動物虐待ネタはOKなんだ。

夕日に向かうハヤテとナギ

この絵はかなり好きなんだが…アニメ的には普通なのか?

理事長ネタバレ

ネタバレだよね…これ。
理事長女性だよね、この声だと。
そもそも不合格をここでばらす必要があったのかと…。

エンディング

来週から変わるのか?

執事通信

不合格バラしたわりには一緒に学校通うとか行っているしもうわけわからん。原作読んでいるからそう思うだけ。

次週予告

来週はヒナギクさんファン的には久々の登場、マリアさんファン的にはあの場面がアニメでどう再現されるのかという興味があるでしょう。それだけなのかなぁ…。アニメも予断は禁物だと思えるようになってきた。

まとめ

原作を補完する話になっていました。良くできてる話だと思いました。でもねぇ、流れている時間が違うというどうにもならない問題があるからこの先どうなることやら…。原作の方が加速して追いつくなんてことがあったらビックリですけど。



*1:一般的な言葉の意味とはニュアンスが違うかもしれないけれど

*2:会場にいるわけではないけれど千葉に来てらっしゃるのでようこそ!って気持ちになってしまう(笑)