ハヤテのごとく!がアニメに向いていない7つの理由
- 1.パロディや他作品ネタを多用している
- 2.日時がはっきりしている
- 3.時の流れがゆるやか
- 4.一話完結なのに微妙に別の話につながっているがわかりにくい
- 5.物語での予定が先に原作者によって公表されている
- 6.時間の経過に伴って登場人物の属性と人間関係が変わっていく
- 7.作者に予言者体質があり放映できない場面ができることがある
『ハヤテのごとく!』という漫画は、こともあろうに作者本人が
特にこの漫画はアニメに向いているようで実はあまり向いてない
ので、なかなかアニメスタッフの方々も苦労している感じです。
パロディ部分というより漫画の根本的な構造というかなんと
いうか……。
と書いてしまうような作品です。(出展 バックステージ Vol.115)
私は商業的な理由でいずれアニメ化されるだろうとは思ってましたけれど、どうやってアニメにするのかものすごく興味がありました。そして「時系列を変える」と聞き、「いったいなにがしたいんだ」と思いましたね。
その答えはまだでてきていません。しかし、もうすぐ折り返し地点。ここらで私が勝手に思っているアニメに向いていない理由を列挙しようかと思いました。
- 1.パロディや他作品ネタを多用している
作者もおっしゃっているようにこれは根本的な問題ではありません。スルーしたり問題ない物に差し替えれば済む話。
- 2.日時がはっきりしている
時系列をいじるとこれが難しい。特に日時がトリガーになっているイベントの処理が難しい。この先どうなるかわからないですが、アニメ2年目に突入とかになったら超荒技を繰り出すかも知れないと思っています。
- 3.時の流れがゆるやか
時系列を変えるという決断をしたので無効になりました。もし時系列を生かしていたら、作中時間はつながっているのにアニメでは数週間開いてしまって視聴者がついてこられなかったかも知れません。
- 4.一話完結なのに微妙に別の話につながっているがわかりにくい
つらい。伏線って言うレベルじゃないから。原作ではさらっと流すから。コミックスになるまで気づかないところも多々あります。アニメもDVDで続けてみてもらえればいいんだけれど、そんなことをするのは極めて少数の濃いマニアだけ。本放送で視聴者にわかってもらうのは厳しい。
- 5.物語での予定が先に原作者によって公表されている
時系列いじるとこれがつらい。原作ではまだ到達していない日付を先に描かなければならないです。この物語の場合、目的がはっきりしていない=終了条件が不明確なので余計につらい。
- 6.時間の経過に伴って登場人物の属性と人間関係が変わっていく
アニメで原作のネタバレをせざるを得ない状況になりかねません。原作が先まで進んでいてそれをやったのは涼宮ハルヒの憂鬱ですが、ハヤテのごとく!の場合は原作がまだ無いから…。作者の手元にある予定表のバレになります。
- 7.作者に予言者体質があり放映できない場面ができることがある
ジェットコースターねぇ…。いったいなぜハヤテがぼろぼろになったのか視聴者にはわかりません(笑)。
一見ものすごくアニメに向いていそうで実はものすごくアニメにしづらい漫画です。物語であることはたぶん見ている人にはわかると思うんですが、物語の目指す目的や終了条件がさっぱりわからない。それは原作がそうなんだからしょうがない。
アニメ向けに暫定最終回を作りましたが、あれもそのまま使えるかというと難しい。西沢さんが登場したからワタルくんがだせなかったんですよね〜。かといって西沢さんが最終回にでなかったら暴れる人がいるだろうし<お前が言うな
10月以降の後半、このアニメがどう展開していくのかさっぱり読めません。原作と違う展開なのか同じ展開になるのかも含めてさっぱりです。
そういう意味では時系列変えたのは正解なのかな?原作読者も興味を失わずに見続けることができるのかも知れないです。
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