筒井康隆はいつかはライトノベルを書くと思っていた

筒井康隆さん、73歳でライトノベル作家に
さすがだ。としか言いようがない。
読みたい。とっても読みたい。2008年1月発売ですか。忘れていなければ買う。
時をかける少女」や「愛のひだりがわ」みたいな筒井作品としては異色な王道物を持ってくるのか、あるいはライトノベルとひとくくりにされている作品のパロディ的な物を持ってくるのか…。
なんせ自作を完全にぶち壊す2次創作「シナリオ 時をかける少女」を書いた人ですからねぇ。油断ならない(笑)。
あとは文体かなぁ。例によって私は「ぶっきらぼう」と感じる文体で攻めるのか、今風の文体にするのか…。やろうと思えばどんな文体でも書けると思うので楽しみかも。
全集を読むとSFというジャンルに分類されると虐げられた時代の話も数多く書かれています。その頃自分が置かれていた状況に現在ライトノベル作家と呼ばれている人たちを重ね合わせているのかもしれません。


筒井さんをSF作家と呼ぶ人ももう少ないのかも知れないです。純文学の大家と言ってもそれほどブーイング食らわない作家になってしまいましたからね。