読書感想文 コピペ 無料 問題について −個人サイトができること

この記事を書くきっかけになった記事・項目





今年も夏休みがやってきました。このサイトも例年通り大にぎわいです。このサイトには「読書感想文をパクリで済ませよう」と思っている人がものすごくたくさん来訪してくださいます。


さて、1.で挙げた記事のように、「なげかわしい風潮」「取り締まらなければ」という論調が目立つように思えます。そのことには私も同意しているのですが、ちょっと待って欲しい。せっかくネットという自由に思ったことを書ける場を持っているのだからもう1歩先に進んでみようとは思わないのでしょうか?多くの人が読むメディア系のサイトならそれでいいんでしょうけれど、個人が趣味で書いているサイトなら、共感は得られなくても、読みに来る人は少なくても、できることはあるんじゃないか?そう思うのですよ。


このサイトにそういう意志を持つ人が集まるようになったのは偶然からでした。その時、当然普通の反応をしたくなりましたよ。何を考えているのだと。一応仮にも決していい感想じゃないけれど私は私の力で書こうと努力したんだぞと。それをコピペでパクるとは何事かと。
でも、そこで思ったんです。


読書感想文をパクってコピペするってのは、決して目的じゃない。ただの手段だ。とね。


やりたいことは憂鬱な読書感想文の宿題を片づけることです。そのための簡単な方法としてパクリ、コピペがある、そういう筋書きになります。ってことはだ。もし仮に、パクリ、コピペよりも簡単に読書感想文が書けますよというサイトを作ったらそれはそれで需要はあるだろうし、もしかすると、いたとしても極めて少数であろう事はわかっているけれど、何人かの子供にとって文章を書く楽しさに目覚めてもらえるきっかけになってくれたりするのではないかと、偉そうにもそんなことを思ったのですよ。


お気づきのように「パクリ、コピペよりも簡単に読書感想文が書けますよ」などというのは嘘です。コピペが一番簡単なのはちょっと考えればわかること。だから、私が書いた記事の裏には「人をだます」快感が潜んでいます。さらにだ。ただ単に「パクリはいかん」「コピペはいかん」と言うようなオトナに対する嫌みも含んでいます。いかんというなら対案示せと。せめて自分で書いてみてから言えと。




さて、次に2.の記事に触れましょう。偽の読書感想文。その手があったか!ですね。これは面白いです。思い付かなかった。
ただ、もし仮に2年前私が思い付いたとしてこれをやったかというと、やっていません。なぜなら、ニセモノを作るのは本物を作るのと同等あるいはそれ以上の労力がかかるからです。
ざっと読んでみたのですが、ニセモノの裏にはその感想文を書いた人オリジナルの物語が潜んでいます。私には残念ながらそれを創り上げる能力が、無い。


では、このお題を上げた方のように他の才能ある人に託せばいいのではないか?そう思われる方もいらっしゃるでしょう。私にはそれもできません。なぜなら、人を信じることができないから…。
世の中にはいろいろな人がいます。仕事でもねぇ。いらっしゃるんですよ。自分が全く関わっていない仕事がうまく行った時あたかも自分の手柄であるかのように振る舞う人がね。問題は彼に悪気がないこと。彼は本当にそうだと思いこんでいる。そういうマインドの人でないと偉くなれないのかなぁなどと思うこともしばしば…。


つまりです。偽の読書感想文を募ったら、他の人ががんばってがんばって書いた偽の読書感想文をあたかも自分が書いた物のように発表する人がいらっしゃらないとは限らないのですよ。
コピペを諫めるためのサイトがコピペでできあがっている。笑っちゃいけないけれど笑えます。世の中にはいろいろな人がいるんです。そのためにわざわざ捨てIDを取って仕掛ける人だっていかねません。そして、もしそれが明るみに出た時、責められるのはおそらくはまとめた人になってしまいます。
私だってこんなサイトをやっているんだからそういうリスクは抱えているます。しかし自分が書いた記事は自分が責任を負うのは当然です。魔が差して他のサイトの記事を自分が書いたかのように装ってしまった、不幸な偶然で他のサイトとほとんど変わらない記事ができあがってしまった、あるいはただの言いがかりで他のサイトと似ていると言われた。そんな場合もあきらめがつきます。自分が書いたことだから。
他の人が書いた物をまとめただけで責を負うのは私には耐えられないですね。




老婆心ながらネガティブなことを言ってしまいましたが、2の成果には期待しています。根底のマインドは私と同じだと思いますが別の方向性です。あちらはコピペをすると痛い目に遭う物を集めようとしていて、私は痛い目に遭う物もあればパクリようがないものをアップロードしていたりする。そしてたぶん天然でパクると恥を書くような感想文もアップロードしている。天然最強。いずれにしろ、もし、いい物ができれば来年役に立つかも知れません。テーマが「こころ」と「人間失格」と「沈黙」ですか…。「こころ」はツボに来なかったし、「人間失格」と「沈黙」は読む予定無い。「沈黙」は「沈黙の教室」への誤爆で人来ますけれどね。


そう。そうなんです。読書感想文サイトをやってみてわかったこと。それは、今頃から何かをはじめても今年の夏休みシーズンには間に合わないと言うことです。今やったことの成果が出るのは来年以降です。そのことだけは伝えておきたい。すぐに人が来なくても腐っちゃいけません。話題性ではなく実需で人を集めましょう。そうしないと誰も読んでくれていないのと変わりません。はてブを付けるような人は読書感想文を探しに来ませんから!






さて、と…。


この記事を書いた動機は上記記事の内容とは別の所にあります。
普段からこのサイトを読んでらっしゃる方はお気づきだろうし、そうではないかたもこの構成を見れば「おいおい、お行儀悪いねぇ(藁」と思ってらっしゃるのではないでしょうか?


そういうことです(笑)。


ただ、上に書いたことは本当。今仕込んでも結果が出るのは来年です。今年も少しは実りをいただくことができるかもしれませんが、まだタネの段階だと思った方がいいでしょう。
「読書感想文」という巨大ではあるけれど競争が激しい市場に身を投じてもうすぐ3年目を迎えます。1年目は夏になってから仕込んだのであまり多くは得られませんでしたが、当時のこのサイトの規模からみたら異様に大勢の人が来訪してくれました(数千人)。2年目は冬に仕込んだ種が花開いて多くの果実を得ることができました(2万人程度?)。そして、3年目の今年。出足は非常に好調ですが需要の先食いをしているだけなのかも知れません。新規需要を臭わせるような動きがないのでその可能性は高いかも知れません。


このサイトは何でも書ける日記サイトですが、その中で唯一「他と競争をしている」という実感を持っているのが読書感想文関連のコンテンツです。それ以外の、漫画感想は競争しても勝ち目が無いので戦いを放棄していますし、運転免許はいつまで経っても競争相手が…、という状態なので消去法でこれしか残りません(笑)。
ちょっと前にも書きましたが、このサイトが読書感想文市場でどの程度の地位を占めているのか把握していません。まだ零細なのか、中位にまで上がっているのか、あるいはすでに頂上が見えているのか…。
逆にわからないから先を目指せるというのもあります。このサイトには他のサイトにはない特徴が、その多くは偶然なのですが、いくつかあって、それは確実に強みになっているでしょう。
あまり手の内を明かすと競争相手に見られたらいやなので(被害妄想)多くを語りませんが…。ちょっとだけ。
強みの一つはですね。
脈絡無くこんな記事を書いてアップロードできることです(笑)。きちんとカテゴリーを絞り込んでいるサイトではこの記事は載せられねーだろう(wwww。