アルファブロガーとベータブロガー

アルファブロガーって最近聞かない言葉だけれど今でもそんな言葉使うのかなぁ。
それはともかくとして、アルファがいるならベータもいるはず。そこで考えてみた。このサイトがブログなのかどうかとか俺自身がブロガーなのかどうかという根本的な問題はあるけれど、もしかりにブログでありブロガーであるのなら俺は完全にベータブロガーなんじゃないかなぁ。




最近、仕事がらみで投資信託についての勉強をせざるを得なかったんですよ。別に資産運用をするとか言う話ではなくてですね、言葉とか基本的な考え方とかをある程度おぼえなきゃならんかった。
その時、ニュースではよく見聞きする「ヘッジファンド」なるものについても調べたりしたんですよ。面白いですねぇ。ニュースとかだけではわからんね。
ヘッジファンドって自らの利益のためになんでもする悪い奴らみたいなイメージがあったけれど、そうとばかりも言えないのね。そして、やつらはリーマンショックとかその前のなんたらいうヘッジファンドがつぶれた時とかにそろいもそろってめちゃめちゃ痛い目に遭っていると思っていたんだけれどそうでもないんだねぇ。むしろそういうときに儲けているところもあったりする。


脇道に逸れましたが……


ヘッジファンドは時には国を相手に戦い、相手をつぶすみたいなイメージがあったけれど、それはあたらずとも遠からずなんですね。彼らの目的はあくまでも儲けること。国やら通貨やらを潰すのは手段でしかないのですよ(笑)。そういう激しい手法以外にもいくつも儲ける手段はあって、人それぞれそれを使い分けているんですねぇ。


そういうヘッジファンドの行動を「アルファを取る」というらしいのですね。


アルファもあるならベータもある。ベータは何かっていうと、なじみ深いところでは日経平均株価
ヘッジファンド日経平均とかそういう流れにかかわらず絶対的な収益を得ることを目指していて、他の多くの投資信託は「ベータ」と相関する収益を得ることを目指しているらしいんですねぇ。だから、投資信託の利回りがマイナスでも、それ以上に日経平均が下がっていれば運用としては成功とみなされるらしいんですよねぇ。


アルファ、すなわち絶対的な収益を得るためにはどうしても個人の才覚ってのがものを言うらしい。そして、ひたすらひたすら儲けるために知恵を絞っていなければならないらしい。それに対し、ベータ、すなわち、全体的な傾向を目安にして収益を得るためには、極論を言うと、日経平均と同じ動きをする様なポートフォリオ構成にして放置しておけばいいみたいなんですよねぇ。そうはうまくいかないんでしょうけれどね(笑)。




さて、ようやく本題(笑)。




でね、思ったんですよ。
俺はこのサイトでベータを取りに行っているなぁと。個人の才覚がものを言うアルファを取ることはあきらめて、全体のトレンドを追おうとしているなぁと。
このサイトの場合は、インターネットを使って調べものをする人の数とアクセス数が連動しているみたいです。曜日や季節という要因はあるけれど、全体のトレンドとしてはそうなっている。だから、ネットで調べものをするという習慣を持つ人が増えれば、自然に読みに来る人も増えるってことになるんじゃないかなぁと思ったんですね。


いわゆる人気ブログ的なサイトはおそらくはほとんどがアルファを取りに行っているでしょう。でもね、俺と同じようにベータを取っているサイトもかなり多いと思うんですよね。目立たないだけでね。
だって、調べものしてそのサイトにたどり着いてもそこの読者になることなんてめったにないんですよ。受け手の立場から言うと、10000分の1くらいの確率なんですよねぇ。そんな状態だから、人気が表面化する確率は非常に低いです。


しかしそれでもいつのまにやらカウンタだけは回り続けてものすごく長い目で見ると多くのアルファを取りに行っているサイトよりも多くの読者を獲得できるのかも知れないです。