気象庁は天気予報と注意喚起を分離して発表すべきだ

地理ではなく地学なのですがこのタグで。


昨日の関東地方には、この地域としては大雪が降りました。相変わらず「雪に弱い首都圏」という通り一遍の報道がされていますが、冬場に雪国新潟、そして札幌で生活していた経験から言うと、住んでいる人々が雪に慣れていないことはたしかだけれど、雪国でも交通が混乱することも多いし、転んで怪我をする人も多いから別に特段雪に弱いとがなりたてる必要はないかと思います。
もしも雪国で首都圏並みの人口密度と人口拡散を持つ都市があったら同等の混乱が見込まれるんじゃないかなぁと。いや、だからこそ首都圏はこれだけの人が集まってもとりあえず破綻せずに運営されているんじゃないかなぁと私は思っています。


さて、それはともかくとして、気象庁が気持ちよくはずしました。予報の段階では思い切ったことを言うなぁと思ったし、降り始めの頃は「おお!気象庁大勝利!」と思ったんだけれど、結果的には東京都心でも積雪となりました。
いやね、2ちゃんみるまでもなく、南岸低気圧はかなり予報が大変なんですよね。ちょっとしたぶれで雨が降ったり雪が降ったり何も降らなかったり……。


だからね。思うんですよ。
いろいろと都合はあるんだろうけれど、こういう場合は雪になった場合には大雪になる可能性もありうるという注意喚起を事前にしておけないものかと。




警報注意報で業務が変わる業種なんかもあるらしいのですが、そうでない人たちだって事前に準備は出来ると思うんです。あくまでも可能性の言及はしておいたほうがいいと思うんですよ。
天気予報は雨一本であっても、「もし雪に変わった場合は大雪になる可能性があるので留意してください」と付け加えるとかさ。
私なんかは南岸低気圧=関東大雪の可能性ありと短絡的に結びつけて出かけるスケジュールとかルートとかを無駄に調整したりするんですが、そうでない人のほうが多いと思うので、事前に一言断るだけでも心の準備状況がまったく違うと思うんですよね。


法律のからみとかでそういうことはできないっていうのなら法律を変えたほうがいいと思います。言葉を伝えるだけで天災による被害を未然に防げる可能性があるのならその可能性にかけたほうが私はよいと思うのですよ。