ハヤテのごとく!398話「京都・伊勢 決着編〔第一夜〕旅に出る馬鹿野郎」感想 ほんとに旅に出るのかなぁ

最初にお断りしておきます。
この日記に書く俺の感想文は、ハヤテに限らず辛口の物が非常に少ないはずです。
昔はよくこのことを書いたのですが、そもそも面白いと思ったから感想を書くわけで、面白くないと思った本の感想なんて書きたくないんですよ。だから辛口の感想はほとんどないです。そんなの書くくらいだったら別の本を読む時間にあてたいから。無駄な時間ですから。


と、前置きはこのくらいにして、どんな感想なのか。続きを読む以降に書きます。




今週の話、面白かったんです。他の人がどうかは関係なく、俺がこの漫画に求めているのはこういうしょうもないけど笑える漫画であることなんですよね。
そう、だからこそ気になるんです。
今週の話はこの漫画をある程度読んでいる人にしか面白さが伝わらないんですよ。その理由はただ一つ、最後の1ページです。
俺はここで伊澄が出てきてくすっと笑ってしまった。出てきそうな流れだなぁとは思ったけれど、お約束だけれど笑ってしまった。しかし、極端なことを言うと、初めてサンデーを買って初めてハヤテを読んだ読者がこの話を読んで面白いと思うのか?というとたぶん面白くも何ともないんだろうなぁと思うんです。
今週のオチはキャラクターに依存しています。そのキャラクターの属性を知らないと面白くないです。ナギについては398話の中で「こういう特徴を持った女の子なんだな」というのがある程度説明されているのですが、伊澄は全く説明がない。
もったいないなぁと思うんですよね。


この漫画は一つの作品の中にどんな要素でも入れようと思えば入れられる漫画だと俺は思っています。喜劇も悲劇もお笑いもシリアスもラブコメもスポ根も。一話完結のギャグという要素ももちろん入れることができます。それこそ作者の気分や出版編集サイドの都合でいかようにも内容を組み替えることができ、しかもそれをやってもエンディングへの道筋を踏み外すことが無い、そういうインフラがハヤテのごとく!という漫画だと思っています。
なので、贅沢になるんですよね。今週の話、もしも一見さんでもわかるような面白さだったらなぁと。無茶な注文であることは重々承知していますけれどね。




さて、来週からは京都に行くんですかね。といいつつ目的地に到達しないような気もしますし。でも京都伊勢と銘打ってるんだよなぁ。近鉄特急で移動するのかなぁ。大和八木行ってみたいなぁ。メンバーすらまだ決まっていないような。どうなるんだろう?そして何が起こるんだろう?目的が無い旅っていうのは案外と物語の中で描かれる事は少ないように思えますねぇ。この後の展開かなり楽しみだったりします。




私がこの漫画にこれほどまでこだわっている理由とその説明です。