魅力的になったフォレスターが失った魅力

それは、価格です。


特に北米で絶好調と言われているスバル、その中でもフォレスターはかなり売れているとのことです。
ずいぶん前のモデルではありますが私も乗っています。唯一の不満は不満が無いところという状況で、壊れるまで乗りつぶそうと思っています。
不満がないのが不満というのはおかしい話ですが、道具としては突出した部分と足りない部分があった方がおもしろいんですよね。フォレスターにはそれがない。
不慮の事故で失ったその前のフォレスターは足回りが不満だったのですがその次のモデルで完全に解消されていて驚きました。


さて、本題に戻りますと、そもそも私がフォレスターを買う決め手になったのは「価格」です。1馬力1万円の大バーゲン価格。それでいて使い勝手がよさそうな形とサイズ。対抗馬となる車はありませんでした。
当時のスバルはレガシィインプレッサフォレスターというラインナップがありましたが、その中でフォレスターは末っ子でした。最後にリリースされたブランドというのもありますが、モデルチェンジも一番最後。インプレッサレガシィに乗っている友人に見せてもらったらかなり多くの細かい部品が共通化されていました。ひねた物言いをさせてもらえば、減価償却が終わったり期間の末期になった技術の出がらしを使った車なんじゃないかと思いました。よく言えば実績ある枯れた技術を安価に提供しているということになります。
おもしろいのはその末っ子フォレスターが当時のラインナップの中では一番ガタイがでかかったことです。全長はレガシィが長かったですが全高はもちろん全幅もフォレスターの方が大きかったです。大きい車の方が高いのは当たり前ですが、スバルの場合逆で、同じスペックだとフォレスターよりインプレッサの方が高かったんですよ。


走行距離はたいしたことありませんがかれこれ10年以上乗っているとそろそろ何が起こってもおかしくないなと思えています。もし買い換えるとしたら一度命を助けられた恩義を忘れるわけにはいかないのでスバルにするのが自然かなとも思っています。
フォレスターからフォレスターへの乗り換えが普通なのでしょうが、今だとインプレッサの1.6Lで十分なのかなと思います。ターボチャージャー大好きだけれど最近のターボはマイルドで刺激は無いし、1.6Lの水平対向とつきあってみたいっていうのもあるし、北海道で借りた前モデルのインプレッサがとても運転しやすかったっていうのもあるし。中古でも十分です。
トランスミッションもいい加減オートマでもいいかもしれません。アイサイトにも興味はあります。
まっ、壊れてから考えるんでも間に合いますね。