流血から始まる謎コメディ 畑健二郎 トニカクカワイイ 1話2話感想

煽りで○○コメディって書いてあったんで「謎」で埋めてみました。




先週も書いたけど昔のように毎週ここに感想を書くようにはたぶんならないと思います。このくらいの時間からあんだけの量の文章書くのってよく考えると馬鹿としか言いようがないし。まぁ馬鹿なんですけどね。
とりあえず今週から連載が始まったし最初くらいは感想を書いてみようかなと思った次第ではあります。ありますが…。




前作、「ハヤテのごとく!」と共通するのは記事タイトルにもしたいきなり流血ってところでしょうか。それ以外は共通点があまり見当たらないですし、おそらく主要登場人物として出てきたのは主人公とヒロインの二人だけだと思いますし、いきなり同居することになるのは別に共通点ってほどのことでもありませんし。


少年漫画だけではなく青年漫画でも結婚って言うのがゴールになることが多いのでそこがスタートっていうとそれだけ聞くと無印ビッグコミックとかオリジナルとかの読者層になりますよね。
そうはならなさそうですが。
1話からいろいろ仕掛けをしてくることを想定しているので何度か読み返してみましたが、司の「人はその程度では死なないよ。」って言葉に物語部分をドライブするような意味があるのかなぁと思った程度でそれも当たらないような気もします。
ネットとかで突っ込まれるのは主人公が完璧すぎてそんな人間描写できるのかみたいなところかもしれませんが、自分でつたないものを書いてみて痛切に感じたのは自分より優れた人物を書くことはいろいろ調べたり考えたりすればできるけど、自分より物わかりの悪い人物を描くのはとても難しいということです。
考えてみれば当たり前で書いている人はその先の展開とかもわかってるわけだし、それを知らないっていう設定の人物を描く方がずっと難しいです。


この漫画には「ハヤテのごとく!」の登場人物たちも出てくると作者が公言していますが、すでに1話でもその片鱗は見えてます。
トニカクカワイイ」がどういうスタイルの漫画になるかは全く想像できないですが、おそらくはハヤテの登場人物たちは相変わらずそれぞれの物語の中で主人公として生きていて、だからこっちの漫画では主要登場人物にはならないという考え方で読んでいけばいいんじゃないかなと思っています。


ゴールが出発点になってこの先どういう物語になるのか、あるいは設定だけを生かした話になるのか、1話2話を読んだだけでは何とも言えません。たぶん何らかの物語はあってまた結末も決まっているんじゃないかなぁと想像するんですが、それは「ハヤテのごとく!」からの連想でしかなく、俺としてはその予想を裏切るような漫画だったらうれしいなという思いが非常に強いです。でも、先週も書いたけどもしほんとにそんな漫画だったらそれはそれでしんどいなぁという屈折しまくってる思いを抱えています。


うーん……。
もしかすると来週も感想書くかもしれないですね。よくない流れだ……。