平日苗場 筍山初登頂といろいろ確認の旅

金曜日に休みを取って苗場スキー場に滑りに行ってきました。
諸般の事情で一人で行ってみました。気楽といえば気楽。
こういう個人ブログ的なところまで見に来る人には無駄な情報ですが、一都三県限定のコンビニチケットで、平日に限って苗場スキー場が3600円、しかも紐付き(プラスでランチとかに使えるチケット1000円とか500円とかついてるやつ)じゃないっていうのが売ってたのでせっかくなんで苗場に行きました。
いろいろと確認をしながらの旅でした。

今期スタッドレスを履き替えましたが本格的な雪道は走ってなかったので確認したかったです。今回は本格的な雪道ではなかったですがもっとひどいシャーベット状の三国峠を走るという状況になりました。
一世代前のブリヂストンVRXですが、特に問題なく走ることができました。今回の旅行ではドライ、ウエット、シャーベット、雪といろいろな条件で走ることになりましたがどの路面状況でも必要十分でした。
シャーベット状の三国峠ではさすがに滑るんですが、なんと表現してよいか難しいけど滑り方がコントロールできるという安心感がある滑り方でして不安は全く感じませんでした。かなり低い速度から少しずつ上げていくと反応が急じゃなくて徐々に来る感じなんですよ。人間は本能的にやばいなと思うと自重するもんなんで安全性が高いなぁと思った次第です。登りだったんで余裕を持って試すことができました。

  • 確認ポイント2:スキー用具の確認

昨年最後に滑ったときにスキーブーツが欠けるという致命的な問題が発生したのでやむなく大枚はたいて買い換えました。いや、まじめにやってる人には怒られるような安いやつを買ったんですがそれでも俺にとっては相対的に大金であるには変わりない(笑)。ほかにもゴーグルと板と手袋がもうやばい状態なんですがまだ使えるので、今年は手袋に投資しました。
手袋もブーツも、ある値段を境にして明らかに装着感が違ってしまったので予算オーバーしてるのを買いました。手袋はびっくりしたなぁ。実際にスキー場で使ったら暖かくてっていうか暑くて…。付け心地もすばらしくいい買い物をしたと自分で納得しました。
ブーツはやっぱ最初痛いところが出てきました。締め方を変えてみたりしているうちに少しずつなじんできて最後には気にならなくなりました。リフトに乗ってるときにくるぶしが痛かったんですよ。ってことは締めが甘くてくるぶしにいたとブーツの重さが集中してるのかななんて思って痛いのに締め付けをきつくするとかやってみたりして。
ブーツを替えたせいなのかはわかりませんが今回は自分がすごく後ろに傾いてるなと自覚しました。へたくそなんで気にはしないんですが自覚すると直したくなるのは人情というもので。機材のせいという考え方もあるけど逆に機材のおかげで自分の癖が見えるようになったのかもしれないです。来年あたりに板も買い換えようかと思っているので、またそれで変わるかもしれません。

  • 確認ポイント3:筍山初登頂 自分の成長確認

タケノコといえば里だろう!というボケはともかくとして……。
初登頂かどうかは微妙なんですよ。もしかしたら初めてじゃないかもしれないです。初めてスキーに行ったのはバブル期の苗場でぐちゃぐちゃに混んでる中リフト待ちの最中も何度も転倒する状態で上の方まで拉致されて半泣きで降りてきたという二度とスキーなんてするもんか!と固く誓うような経験をさせていただきました。体育会系と揶揄されることも多いM大学の同級生の皆様その節は本当にお世話になりました。いつか何倍にもしてお礼をさせていただきたいと思います。
そんな経験があったので苗場のてっぺんには一度行ってみたかったんです。
実際行ってみて、正直あんまりおもしろくはなかったです。上級者にとってはおもしろいコースがありますが、俺くらいの自称中級者には迂回路と緩いコースしかない感じです。雪質はいいから楽しいことは楽しいですけどねぇ。苗場ってやっぱり上級者向けのスキー場なんじゃないかなぁ。
全くの初心者で二度とスキーはしないと誓った約30年前から、新潟出張で娯楽がなく再度やってみてスキーが好きになった俺が下手なりに上達はしたんだなぁと感じることができました。
ピーカンの山頂からの景色はすばらしかったです。この時期の苗場だと吹雪を覚悟してたので予想外でした。写真を撮るという習慣がない俺ですが思わず撮っちゃいましたよ。アップはしないけどw。そのくらいいい眺めでした。360度見えたもんな。そのせいもあって手袋のところでも書いたけど厳冬期装備だと暑くて逆につらかったです。
山頂エリアで5〜6本滑って、いやもうちょっと滑ったかな?よく覚えてない。まだ営業かいしから時間がたってないのにぎたぎたに荒れてる大斜面を降りるという作業をして中級者向けコースで降りてきました。苗場のいいところでもありつらいところでもあるんですが横移動がしんどい。リフトに乗って斜めに降りてリフトに乗ってってのをやりましたが、斜めに降りる時は楽しむというより作業をしてる感じであんまり楽しめないんですよね。苗場で俺のレベルだと下の第二第三ゲレンデが一番あってるんじゃないかなぁと思ったんで後半はひたすらそこを滑ってました。
成長はしたけれど経年劣化した部分もあるわけでして、ここ何年も同じタイミングで足がつります。太ももがやられます。そのタイミングとは食事とかのブレイク後です。
今回もお茶した直後の1本で突然やられました。気持ちいいなぁ、と思っていたら急に右足にがつんときてやばい!と思って左足で止めようとしたら左足もがつんと来た。にっちもさっちもいかず人知れず斜面で悶絶ですw。ただ、今回一人でしかもすいてる平日ってのがあってその1本が終わった後ブレイク直後なのにスキーを脱いでベンチで10分以上休憩しました。そしたらその後は大丈夫だった。なるほど、こうすれば耐えられるのかと。そういえば午後一で足がつって悶絶してもその後ナイターで10本とか狂ったように滑ったりしてるよなぁなどと自分の行動を思い返して次からはこうしようと心に決めました。

  • 確認ポイント4:スキー産業の厳しさ

平日で苗場エリア限定とはいえ3600円という値段で滑らせてもらえること自体が厳しいですが、より厳しさを感じたのはブレイクの時です。何も口に入れないのは寂しいのでメニューをいろいろ見たら、腹持ち間はともかくとして十分なカロリーと温かい飲み物が500円以内で入手できることに気がつきました。それだけでも1000円近くは覚悟してたので意外でした。苗場ですら昔みたいな殿様商売は難しいんですね。
実際、今回だって帰り道を節約で高速使わないルートを使ったのですが、それでも高速代とガス代で10000円かかるんで、金のかかるレジャーであることには間違いないです。借りるにしても買うにしても機材も必要ですしね。もっというと東京に住んでるとまず雪道に耐えられる車を選ぶところから始まります。
今回の苗場は外国人が目立ちました。アジア系が多いですがそれ以外も。外国のお金持ちは日本でスキーを楽しむのかも。設備はいいし交通機関も発達しているし遊ぶにはいいところなんだろうなぁと思います。

  • 確認ポイント4:もつ煮

上記の通り下道で帰ってきたんですが、せっかくなので17号沿いにある有名な永井食堂でもつ煮を食いました。その予定があったからスキー場でのブレイクではがっつり食わなかったんですよね。苗場は早々に上がってほぼ路面が乾いてた三国峠を下りて何の変哲もないバイパスから渓谷の国道に入ると突然車がたくさん止まってる小さな食堂があるというのが不思議です。前に通ったときは知らなくてなんじゃこれ?と思って帰ってから検索したら有名なところで次は行ってみようと思ってました。
とにかく安いですねぇ。んで、うまかったです。量も多い。腹一杯で晩飯食わなかったくらいです。好き嫌いは分かれるでしょうが、たぶんラー油的なのが入ってるんだろうなと思います。七味入れなくても辛みがあります。平日の食事時ではない時間帯だったのに行列はできないし空席はあるけれどひっきりなしにお客さんがやってきて繁盛してるなぁと思いました。

全線開通してから通ってなかったので確認をしてきました。
最後に開通したところの規格がものすごく高くてびっくりしました。上武道路は17号のバイパスですが、主要な道路との交差点は立体交差になっているところが多くすごく贅沢な作りです。それでも流れが悪くなるので絶対的な交通量が多いんでしょうね。
当然関越を使うより時間はかかりますが料金差に比べれば時間差は無視できるレベルかな。
サービスエリア、パーキングエリアはありませんが、ところどころで道の駅もあるので休憩やトイレにもそれほど不安はなく走れます。


リフレッシュはできましたが当たり前のように筋肉痛です。今日は夜遊びに行こうと思ってましたが家でおとなしくしていることになるかもしれないです。
3月にはいつものスキー場に行くことになるのでいい練習にはなりましたし機材に不備がないことが確認できたのは大きいです。