どうみても普通のギャグ漫画です。という第65話

「タイ」タニックでもメインとはいいがたかったから、咲夜ちゃんメインの話は久しぶりですよね。なんかとても安心して読めました。古き良き時代の正統ギャグ漫画という感じです。単行本買ってなければ普通に楽しく読める話でしたね。俺の魂の叫びが聞こえたのか、ちゃんと落ちてました(笑)>時系列的にありえない
ところで、先週は最後の一コマについて長々と書きましたが、まさかその前のコマにも罠が隠されているとは・・・
この話はいつの話かということを考えるために、先週のサンデー読み返したら、最後から二つ目のコマで窓越しに雪が降ってました。畑健二郎恐るべし。
まぁなんでいつの話かなんてことを考えようとしたかというと、あのサイトのコンテンツが無くなっちゃったんですよ・・・ええ。残念ですが個人が運営している以上はしかたがないです。今思うと信義に反するけど手元にコピーしとけばよかったなぁとか思います。やっぱり本当に必要な物は自分で用意しなきゃいかんですな。一応「一時閉鎖」とのことなので、復活を祈っています。


さて、今日もいつものスタイルで行きますが、枝葉の部分が一点と今までの繰り返しが一点なのであまり内容は濃くないと思います。


ではポイント解説(笑)

  • 幽霊神父について

彼は、ハヤテのごとく!連載開始以来初めての、当初デザインされていなかった登場人物ではないかとにらんでいます。
単行本のおまけなどでも書かれていますが、この漫画をギャグ漫画としてみると「つっこみ」役が少ないです。マリアさんと咲夜ちゃんくらいです。でもマリアさんには本来別の役割があるし咲夜ちゃんには地理的に離れているという設定がある。たぶん当初考えている以上にマリアさんの負荷が高くなっちゃってると思うんですよね。
そこで、彼が登場したのかと。


幽霊だからどこで出てきても漫画的には違和感ないからある意味最強の突っ込み役かもしれません。ただ、見える人と見えない人がいるって言うややこしい設定があるんで、もしかしたらこの人も事前にデザインされていたのかなぁとも思います。
今のところは当初デザインされていなかった!と断言しときましょう>どこが断言なんだ(笑)

  • ハヤテ君にとっての「女」とは

咲夜ちゃんはハヤテ君にとっては女性であっても子供ということです。子供とは思ってないと言いながらあの状況で恥ずかしがったり妄想したりしていません。このあたり漫画というのは本当に優れた表現手法だと思います。絵の描き方で同じ台詞でも全然意味が変わってきます。
それはともかく、ハヤテ君に「女」を意識させるにはどういう属性がなければならないのか、今回の一件も含めて改めて書いてみます。


もし、今回二人きりになるのが咲夜ちゃんではなくヒナギクさんだったらこの状況でのハヤテ君の対応はまるで変わってきています。しかし、ヒナギクさんはハヤテ君から見ると「お嬢様に似ている」人なんですよね。ナギちゃんはハヤテ君から見ると子供に見える。でもナギちゃんに似ているヒナギクさんはストライクゾーンです。
ハヤテ君が女の子を「女」として見るためにはちょいとエロい言葉遣いですが女性としての成熟が必要なんじゃないでしょうか。要は年とんなきゃだめなんじゃないかってことです。
13才のままではどんなに内面が成長してもだめ。年月を経ないとストライクゾーンに入ってこない、そういうことです。
漫画の設定的にはこの先ハヤテ君のストライクゾーンは広がるでしょう。ただ、それは下に拡大するのではなく、かつてストライクゾーンだったところはほぼそのままに、上に広がるのではないかと思っています。そう考えないとこの漫画の幹の一つであるハヤテ君とナギちゃんのラブコメという要素が最後まで顕在化せずに終わってしまうからです。
一周年の表紙で作者によって「ノーマルエンド」と銘打たれた絵がありました。今回特別に書きますが(笑)おれはあの絵は物語中盤の最後を飾る場面だと思っています。打ち切りさえなければこの物語はあそこにはたどりつく。その時にナギちゃんはハヤテ君のストライクゾーンに入っているんです。でもそこで作品を続けることができるならばその後がある、今はそう考えています。その物語終盤こそ、ハヤテのごとく!という作品の真の恐怖が味わえる局面ではないかと思っています。


さて、咲夜ちゃんに話を戻すと、彼女は物語の中で重要な役割を持たされているとは思ってません。根拠は当初年齢設定をもっと上にしようかと考えていたという話です。この作品において登場人物の年齢設定は非常に重要と思っています。それがぶれても影響ないと言うことはそれほど大きな役割はもっていないのだろうなと推測しています。
他にも「二周目以降攻略可能」というヒントもあるんですが、そっちは意味がわからん・・・
当初予定通り、咲夜ちゃんの年齢が高く設定されていたら、もしかするとこんな役割を持たされていたかもしれません。それは、三千院の血をもつ女性は背が低い事を示す役割です(笑)13才の女の子が成長する物語です。普通に考えると背が伸びちゃうでしょう?のばさなくても不自然に見えなくするために、同じ血が流れる女性を、絶世の美女!だけど背がちっちゃいっていう設定にしようとしてたんじゃないかなとか思ってますがどうでしょうか。これはもう一生答えはでませんね。
それはともかく前にも書いたような気はするけど、今の漫画で作中で意図的に絵柄を変えている作品って多いんでしょうかねぇ?なーんかそれに挑戦するんじゃないかという気がしてならんのですよ。成長物語というとどうしてもプリンセスメーカーが思い起こされるわけで・・・あのゲームでは年に一回絵が差し変わりました。でも漫画の場合はそうもいかない。だから普通は「何年後・・・」みたいな書き方になっちゃうんでしょうね。でもハヤテのごとく!にはたぶんそういう時の流れはないと踏んでいます。どうするつもりなのか、絵柄は変えないのか、背は伸びないのか、ナイチチのままなのか(笑)、読者が驚くような仕掛けを用意してあるのか、興味は尽きませんね。


んーっと、なんか書き漏らしたことがあるような気もするけど今日はこの辺で。


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