神社の系譜

神社の系譜 なぜそこにあるのか (光文社新書)

神社の系譜 なぜそこにあるのか (光文社新書)

伝奇物ってカテゴリーがあります。そういう話の中で良く出てくるのが神社仏閣。その成り立ちの秘密などが演出過剰気味に描かれていたりすることがあります。
この本の帯は

伊勢、出雲、鹿島、靖国…そこには壮大な「意図」と「仕掛け」が表されていた

と書いてあります。
本屋で手に取ったとき、てっきりそういう演出過剰経過と思ったら、違った。
全編を通して
「なんだってーー!」
ではなく
「ふーん。そうだよね。やっぱり」
という感じで書かれています。
読み返すと自分の間違えに気づくかも知れないですが、何カ所か「ちょっと違うな」っていう所はありました。歴史には弱いので地理的なところで気づいたのですが。それでも、この本の「そもそもそういう意図で配置されているからそこにあるのはあたりまえ」という書き方は好きです。
古代においては、太陽や北極星を頼りに位置を確認するのがたぶん普通だったんだろうな。古代の巨大建造物の寸法からπが出てくるのと同じくらい当然。
もちろんそこに呪術的な意味合いはあると思いますがね。


てな感じで富豪刑事を見ながらGW読書感想文第一弾を書いてみました。


明日はつじ田に行くかどうか微妙だ。とにかく神保町に行こう。