第八十一話 女と男と二匹の小動物

サブタイトル他意はありません。西沢歩さんという登場人物は気に入ってます。っていうか何度も書いているように彼女が登場しなければたぶん今の状況にはなってなかった。ちなみに、フルネームで書くのは西沢さんだともう一人との区別がめんどいからです。名前だけで行こうとしたらなんか違和感があったんでフルネームにしました。そういえば、未だにフルネームで呼ぶ高校の同級生がいます。そのフルネーム、今では実は正しくなかったりするわけですけどね(笑)


さて、相変わらずずれたポイント解説を書いていこうかなと思います。

犬もね、牛乳やるとお腹壊すんですよ。それは実際にやったことあるので知っています。虐待じゃないですよ。知らなかったし飲むのは犬も好きだから。でも、ラクトフェリン配合のミルクがあるとは知らなかったな。
分子レベルで見た体のはたらき―いのちを支えるタンパク質を視る (ブルーバックス)という本を読んでいるわけですが、こちらに解説があります。そもそも、「物質を運搬する分子」という毛色が違う見出しの中にあります。

ラクトフェリンは多くの哺乳類のミルクに含まれ、特にヒトの母乳中にはたくさん含まれる

ラクトフェリンバクテリアを殺す、抗菌性タンパク質である。

同じ著者の分子レベルで見た薬の働き―新しい薬に挑む生命科学 (ブルーバックス)という本にはさらに詳しい解説があります。そもそもラクトフェリンはタンパク質です。なのになぜヒトの胃で分解されてしまわないのでしょうか。答えは強烈です。分解するとより抗菌力に優れるペプチドが生まれる。それをラクトフェリシン(森永乳業株式会社の登録商標)と呼ぶそうです。この抗菌物質はなかなか強烈で一時話題になっていたMRSAにも効くとのこと。ただ、投与してすぐにぱっと効くようなものではないそうで、本が出た時点では薬としては世に出ていないそうです。
興味ある方は森永乳業株式会社の解説サイトをご覧ください。


ほーんとどうでもいい感想ですね(笑)ずれているっていうか、我を忘れているというか・・・でも今日の話読んで最初に思いついたのはこれなんだもん。しょうがない。


ここ読んで今週の感想を読む気なくした人が多数いそうだorz

  • 扉絵

単行本は見直しましたが、雑誌掲載分を全て見たわけではありません。でも、西沢歩さんが、まともに、かわいく扉で描かれるのは初めてだと思います。まとも?あれ?おれなんかもうだめ???
あー、、、よくみると萌え漫画みたいな扉絵だ。えっ、ハヤテって萌え漫画だったんでしたっけ?そうですか。そういうことですか。
格好はともかく、一番見慣れている制服姿の西沢歩さん、物語のゲストではなくメインの登場人物になる宣言かもしれません。って、あれ?違うじゃん。
ゴシゴシ、、、
やっぱり違う。まじでこれ書くために何度も見直すまで気づいてなかったよ。これは扉絵ならではの遊びですか?まさか伏線じゃないよね。いや、よく似た服が作中で出てくる物ですから。


ただ、一つだけ言えることがある。
その、よく似た服を別の登場人物が着るとなぜか吹きそうになるということです!


こういう扉絵って漫画を読み慣れている人にとってはどうなんでしょうか。読者に媚びているって思っちゃうんでしょうか。無関心なんでしょうか。あるいは素直にかわいいと思うのでしょうか?
さっきも書いたけど、おそらくこれから西沢歩さんは今のヒナギクさんぐらい、あるいはそれ以上頻繁に描かれる登場人物になると思うので、紹介がてらの扉絵って感じですかね。

どうも男性的なような気がして・・・俺にもむかーし若い頃があってね、今回西沢歩さんが考えていたようなことを考えたことがあったんですよ。だから、「ああ、そうだよね。何とかなるかもしれないと思うよね」と呼んで思ったわけですが、女性からみるとどうなんでしょうか。もしかすると「ありえねぇ」話なのかもしれない。
(以下一度書いたけど消しました、自粛)

  • 完璧超人の代理戦争

あえてある一面を無視して考えてみます。この作品をラブコメとして考えると、かなり変わった展開です。ヒロインナギちゃん、そのライバル西沢歩さんを「鉄砲玉」にした、二人の完璧超人、マリアさんヒナギクさんの代理戦争です(笑)
この話前に書いたような気がして見直したんですが見あたりませんでした。書いたとするとこないだの外伝の時だと思うんですけどね。もっと前ってことはあるかなぁ。もしかするとそういうこと考えていたってのが妄想かもしれません(笑)思いついたことは文字にして残しておかないと、ほかならぬ自分自身が忘れてしまいます。

  • 呼称問題クリア

とりあえず一つクリアしました。あとは三すくみになる理由です。いったいいつどこで歩がヒナの弱みを握るのか・・・<そういう展開ではないかな?(笑)

  • そして完璧超人も前線に・・・

まぁ、この作品の流れ的にいつかはそうなると思います。そうならないといけない、そういう作品なんです。西沢歩さんには「あきらめが悪い」という大きな武器があります。それに比べてナギちゃんの「財力」ってのはちと分が悪い。大人にならなきゃね。
今回の話だけで結論づけるのは早計かもしれませんが、魔法先生ネギま!十四巻の話と見比べるとなかなかおもしろい。
ゆえとのどかの話です。
それまでの状況は大きく違うわけですが、同じ人に恋心を抱き、一人はストレートにその思いを伝え、もう一人はその思いを否定しているというところはよく似ています。
で、あっちのほうがああいう展開になったわけです。こっちのほうは今はまだこういう展開なわけです。
ネギま!や作者赤松健さんのファンには申し訳ないんですが、ネギま!の展開って少年漫画的に「普通の展開」なんですよ。友情が壊れそうになるけれど、それを乗り越えることによってかえって絆が深まる的な流れ。読んでいておもしろいしどきどきはらはらする、そういう普通の展開です。
一般的に少年漫画ってものには「自己犠牲賛美」的なところがあると思っています。自分の身を挺して友情や愛情や勝利を目指す美学。ところが、ハヤテのごとく!という作品の登場人物は、そういうことをめったにしない。そういう風に見える行動であっても、実は全て自分自身のためだったりするんです。もっと読み込むと考えは変わるかもしれませんが、今思いつく限りでは本当の意味での自己犠牲を伴った行動をしているのはヒロインナギちゃんだけなんですよね。そのあたりが「ギャグ漫画的」と俺が思ったゆえんでもありますね。今回の話にからめた書き始めるとえらく長くなりそうなのでここらでやめときます。


話を戻して綾崎ハヤテ君を中心としたラブコメとしてのハヤテのごとく!の現状を整理してみます。
・ナギ ----- 歩の気持ちを知っている。ヒナにやきもち。
・歩  ----- ナギの気持ちを知っている。ヒナは味方だと思っている。
・ヒナ ----- 歩の気持ちを知っている。ハヤテがナギを女性と見ていないことに気づいている。
・マリア --- ナギと歩の気持ちを知っている。ハヤテがヒナを意識していることを知っている。
・伊澄 ----- 一時戦線離脱中
ヒナギクさんとマリアさんの微妙な心の動きは「神の視点」から見ている我々読者は気づいていますが、作中の皆様は気づいていません。そういう意味で現状ライバル関係といえるのはやっぱりナギちゃんと西沢歩さんということになりますね。
この作品では、このラブコメ的恋愛感情のつながりの他に、命の恩人つながりとか、置かれた境遇つながりとか、金銭的なつながりとか、恋愛感情がどうなろうとも変わらないであろうつながりが多数用意されているのでかなりややこしいいです。




今回の話で今回の玉突きシリーズは終了かなと思います。たぶん来週からは傾向が違う話になるのではないでしょうか。今回も最初二つのポイントはともかく(笑)ラブコメ要素に特化した話を書いてみました。


では、おやすみなさい。


忘れちゃいそうなので追記:バックステージでの「一歩踏み込」んだ部分ってあそこかなぁと思ったり。作者として危惧していたようですが、とっても自然に読めたと思います。
ここに書いても明日忘れているかも・・・



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