第八十二話 かわいいだけのペットはいらない

今回はいつもと条件が違います。2chとバックステージを読んでからの感想です。何が変わるって訳ではないのですが一応お断りします。


まず、本編サブタイトルについて。
もののけは確か一回しか見てないです。たまたまなんですけどね。たまたまたくさん見ているのはナウシカだな。うっかり最初を見ると最後まで見てしまいます。もう何度見たことやら・・・


ここからはいつものスタイルで。

  • ヒナ祭りは開催される模様です。

どうするのかなぁと思ってたんですが、今回の話はヒナ祭り開催のフラグをたてるためのものだったんですね。お疲れ様でした。いえ、決して嫌みではなく(笑)
ってことはやっぱホワイトデーもスルーしないつもりなんでしょうか。いったいいつになったら春がやってくるのやら・・・
ヒナ祭りフラグはともかく、その過程でいろいろなパラメータが変わってしまったような気がします。それぞれの話を単独で描いても別に良かったんでしょうが、畑さんはたぶんこういうことがやりたかったんでしょうね。次はまた別のパターンが見られるような気がします。


ここ十数話だけの印象ですけど、西沢歩さんとヒナギクさんが絡むとせつなさ方向の味付けが濃い話になってしまいますね。そう考えると今回歩さんが登場させなかったのは正解だったのかな。あの二人は、それぞれ一人だと別の役割があるけど二人そろうとああいう空気になっちゃうんですかね。この先力関係が変わればまたそのあたりも変わってくるんでしょう。

  • タマの根拠のない自信

あれは昨年の師走のことでした。
殺意を覚えた人までいる出来事でした。
あれから約(実時間で)半年。
ついに天誅が下りました。
タマの自信の源はいったいどこから来たのでしょうか??子供の頃からずっといっしょにいるというところからなのだろうか。まっどうでもいいことですけれど(笑)
プロフィールで触れられていた言葉を話せるようになった理由は今回のものがFAなんでしょうかね。もしそうなら・・・確かに最初のタイミングでスペースきつかったら切られるな・・・

  • ナギちゃんの表情

今回の話を読む限り、六巻表紙のような無邪気な笑顔を見せるようになるためには今回の一連の流れが必要だったのかなと思います。
それはともかく・・・
五ページ目の最後の二コマと六ページの二コマ目、ナギちゃんの顔はコピーにしか見えません。せりふだけが違う。これって手抜きとか言う話じゃないでしょう。全く同じ表情で同じ系統のことを二回言った後、三回目に全く反対のことを言わせるっていう三段落ちですよね。間に一コマ挟んだこの四コマが「起承転結」の四コマ漫画になっています。

  • 黒猫は怖い

学生時代、踏切待ちをしていたら車の前輪と後輪の間を黒猫にすり抜けられたことがあります。もし出てこなかったらどうしようかと思ってどきどきしてました。たぶん今同じ状況になってもどきどきするでしょうね。そんな黒猫がよく似合う魔女マリアさんは屋敷編の割には活躍がありませんでした。
子猫はヒナギクさんいうところ「凶悪にかわいい」です。タマがああいう感じなので、このまま作中のマスコット的な存在になるのかなとも思いました。最後の一ページ、ちょっとうけた。デスノートのパロディですよね。時期ははずしていますが、確かにあのせりふがぴったりです。うる星のテンちゃんみたいな黒さがあってよい。
こういうのを見せられるとやっぱりハヤテのごとく!はギャグ漫画でした。のどかな設定のキャラクターは存在しません。戦っていた相手と仲良くなるなんてこともたぶんめったにありません。バトルといっても、いかにおもしろく戦い、おもしろく勝ち、おもしろく負けるか、俺らの世代的にいうとタイムボカン的な使い方になると思うんですよね。戦いから友情が生まれるなんてのをやっても、一時の感動はあるかもしれないけれど継続したおもしろさは得られない。
水戸黄門とか見てて笑っちゃうことがあるのはこの辺なのかもしれませんね。くどさを越えた様式美です。




様式美といえば、今回は久しぶりに最終ページの大きな場面転換はありませんでした。もしかすると、屋敷以外が舞台の時には最後は屋敷を描いているとかいう共通点があるのかな?そのあたりはちゃんと読み返さないとわからない。


今日はこの辺で。おやすみなさい



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