2006年圏外の旅(その1)



一生に一度は行きたいと思っていたけれど、もしかしたら行けないかもしれないというところに行ってきました。普通に仕事をしているとかなり行くのが苦しいところです。今というタイミングを生かすしかない。
そんなわけで、今日は旅行一日目・二日目、明日は結果的にハイライトとなった三日目についてつらつら書いていきます。

行程

・一日目:松戸〜流山IC〜日立南太田IC〜盛岡南IC〜小岩井農場田沢湖一周〜乳頭温泉
・二日目:乳頭温泉温泉巡り

一日目

ETC割引をフルに使うために深夜出発を予定していました。夕飯食って時間があったので仮眠しました。
熟睡してました・・・
起きたのは朝の4時過ぎ。そそくさと準備をして旅立ちました。ETC深夜割引使えません。
流山街道でガソリンを満タンにして、予定を考えつつ高速に。そういや大都市近郊早朝割引ってのが遭ったことを思い出しサービスエリアのポスターで確認しました。乗ったインターから100Km以内。調べたら日立南太田ICが条件にぴったりだったのでそこで降りて速攻Uターン。\1000くらい得をした。なんせ無職になるかもしれないからねぇ。けちになっているおれ。
東北方面行くときはここんところ常磐道磐越道で行くことにしています。交通量、特にトラックの量が少ないので走りやすい。二車線対面通行のところもかなり減ってきたので走るの楽になりました。


当初予定では早朝に岩手か青森エリアに入って十和田湖を見に行こうとしていたのですが、時間的に無理。ほぼ寄り道は無しで行くことにしました。
流山から盛岡までは500Km以上、俺の車(フォレスターXT)の燃費は10Km/L+α、ガソリンタンクは60Lなので600Kmは走れる。降りてからガソリン入れても間に合います。
盛岡で宇佐美のスタンドがないか携帯で検索してみたところ、盛岡南にあることがわかりそこを目指すことにしました。宇佐美のプリペイドカードはガソリン本体分を5%割引してくれるので、現金価格より2〜3円安く入れられます。
サービスエリアでサンデー買ったり飯食ったりしつつのんびりと明るい東北道を走りました。明るい時間帯に走るのは初めてだったかもしれない。途中宮城に入ってから、地元ナンバーの車の速いこと!流れを乱さない程度にがんばって走りましたよ。
そして、盛岡南ICにつき、「もしかしたらサービスエリアの方が安かったりして」などと思いながらガソリンスタンドへ。
驚愕・・・・・
なぜなんだろう????
ガソリンスタンド激戦区といわれている千葉県。その中でもそれなりに厳しい戦いが繰り広げられ、周りの国道六号沿いなどよりも常に安い値段で勝負している流山街道。全国的に見てもトップクラスの安さのはず。
なのに・・・盛岡にはまったくかないませんでした。ガソリン安っ!!7円違う。50L程度入れるから350円くらい違う。ハイオクがレギュラーの値段だよ・・・
帰りもそこでガソリン入れることにしましたよ。予定大変更(笑)


そこからは田沢湖近辺までナビにお任せで走ってみました。とはいえただ走るだけではつまらんので、途中小岩井農場を見学。広い・・・・日本離れした雰囲気・・・あまりにのどかすぎて眠くなるくらいでした。いいところだねぇ。
仙岩トンネルを越え山の中を走る田沢湖線秋田新幹線)を見ながら田沢湖の町へ。今は仙北市っていうんですね。そこから田沢湖に向かうに当たり「山道だろう・・・」と思って気合いを入れ直しました。
ところが・・・
国道から曲がってちょっと山越えをしただけで湖。拍子抜け。もっと山の中かと思ってたよ。富士五湖で言うと西湖とか精進湖のイメージだったんだけど、河口湖とか山中湖的な感じでした。観光地になっているんだからあたりまえか。
金ぴかの辰子像にびっくりしたりしながら一周しました。


田沢湖入り口の交差点を山に向かって折れると乳頭温泉郷になります。降ってきた雨を恨めしく思い、スキー場をみながらさほどけわしくない山道をまたーりと上っていきました。
そしてあっさり宿に到着。休暇村という公共の宿だけあって値段の割に設備が立派で接客も明るくいい感じでした。食事の時には女性従業員さんが秋田の女の子の格好(なんていうんだっけ)をしていました。
飯を食ってからまず宿の風呂に。二種類の湯があって堪能しました。風呂場はほぼ貸し切り状態、部屋は全部埋まっているらしいのになんで??いいところだなぁと思いつつ眠りにつきました。

二日目

疲れているはずなのに4時頃目が覚めた。朝飯まで3時間くらいありほかにすることもないので朝風呂に入ります。退廃的で非常に心地よい(笑)当然風呂場貸し切り状態です。


朝食のあとはいよいよ乳頭温泉巡りです。フロントで湯巡り帳という一種の割引券を購入。全部にスタンプを押すことを目標にまず「黒湯温泉」に向かいました。
山道でした。なかなかいい感じです。
駐車場についたはいいけれど、どこに道があるのかわからずとりあえず看板があった「孫六温泉」に向かいます。

孫六温泉

これがね、いい!!山の中の温泉。最高。長居はできないですよ。洗い場ほとんど無いし、湯船も脱衣場も狭いし。蔵王とか草津とかの共同浴場っぽい感じ。でもそれがよい。お湯は四種類あるらしいけれどぱっとみ違いがわかるのが二種類ありました。この辺の地層はいったいどうなっているのやら。謎です。

黒湯温泉

孫六から上っていく道があって黒湯温泉に行けました。ここは孫六よりは立派なお風呂。


黒湯温泉の駐車場に戻る道を見つけて車に戻りました。この駐車場から行けるのは二件だけです。まだ時間が早く他の温泉あいていなかったので、休暇村に戻り小休止しました。
オープンの時間を見計らって、いよいよ有名な鶴の湯温泉に向かいます。山道を途中まで下り別の道を走っていきます。道は狭い。途中に水場があり、帰りに寄ることにして曲がりくねった楽しい道を走ります。
そして、途中からダートになります!ダートですよ!ダート!!秘湯気分が盛り上がります!走るのに苦労はしないフラットなダートではありますが、それなりに凹凸はあるので車高の低い車の場合は注意が必要です。こういう時のために車高の高い車を手に入れたといっても過言ではない(笑)

鶴の湯温泉

雰囲気が・・・すばらしい・・・山の中に黒い建物が密集して建っています。外国人観光客の姿もちらほら。この温泉の画像はいろいろなところにあると思うので多くは語りません。テレビや写真で見るよりも実際に行った方が良いところであることには間違いないです。黒湯っていうお湯がありますが、白かったのは謎。
にしてもこの温泉地はお湯の種類が多い。


鶴の湯は他の温泉と一件だけ離れたところにあります。同じ道を戻り途中の鶴の湯別館のすばらしい建物を見物し、行きに目を付けた水場でのどを潤しつつまた休暇村に戻ります。
このままでは運動不足になるので、この先は徒歩で移動します。

蟹場温泉

県道の一番奥にある温泉です。休暇村から15分はかからないくらいです。フロントから長い渡り廊下を通ってお風呂に向かいます。岩風呂と木風呂の二種類有りお湯は同じなのに微妙に雰囲気が違いました。
このころにはすでに湯疲れしていた(笑)

大釜温泉

蟹場温泉から5分程度降りたところにあります。いかにも一件宿って感じの宿です。無料の足湯が提供されていてそこのお湯ももちろん温泉のお湯です。

妙乃湯温泉

大釜温泉から少し降りたところにあります。金の湯、銀の湯という二種類のお湯があります。黄色と透明ですが、金銀といわれれば確かにそうかもしれません。非常にしゃれた作りの温泉旅館です。泊まってみたいなぁと思わせますね。ここと大釜温泉は駐車場が狭いので休暇村に車をおいてきたのは正解でした。


てなことで温泉巡りをしてもまだ時間が余る(笑)
まったーりと宿の周りを散歩したり部屋でごろごろしたりしつつ一日を過ごしました。夕飯の時に近くで食事していた人が94才で数年前にけがするまでスキーしていたとか別の人と話していて驚きました。三浦さんみたいな人はいるもんなんだなぁ。さすがに疲れていたみたいで9時前にもう寝ちゃいましたよ。


乳頭温泉郷に行って見飽きた物が二つ。
一つは秋田フキ。雑草のように生えています。
もう一つは「源泉掛け流し」もう、どこいってもそう。たぶんお湯の量に比べて温泉宿の数が圧倒的に少ないんでしょうね。ツアーでくる客を収容できるほどの部屋数がないもん。


今回は千葉から車で行ったけれど、ほんとうなら田沢湖か盛岡あたりでレンタカー借りた方が楽でしょうね。まっ、俺は車の運転が好きなのでこれでいいんですがね。


明日は三日目の話を書く予定です。