キャラ萌え

うっかりビール飲んでしまったので酔っぱらった勢いで…。
Something Orange - 「キャラ」を見ずに「作品」を語るひとたち。
タイトルはkaien様が付けた物ではなくはてブの物ですけれど便宜的に…。
私自身、「キャラ萌え」ってのがなかなかできないんですけれど、よくよく考えてみると子供の頃シャーロック・ホームズが出てくると言うだけでその作品を読んだりしていたんだからこの感覚はもっているはずなんですよねぇ。
ホームズシリーズで言うと、実はあのキャラを使った別の人が書いた小説があったりするんです。今で言えばたぶん二次創作に分類されるんでしょう。

シャーロック・ホームズの優雅な生活 (創元推理文庫 102-1)

シャーロック・ホームズの優雅な生活 (創元推理文庫 102-1)

中学入ったかどうかのころにこの本一連のシリーズの一冊だと思って買ったんですが、実はホームズの女性遍歴を描くみたいな作品でちょいと面食らった覚えがあります(笑)。誰かが創造したキャラを使って違う物語を使うってのは別に現代の日本で初めて生まれた文化では無いという一例としてあげてみました。
にしても、この本、一度読んだだけなのにタイトルはっきり覚えていた。当時の私にはインパクトあったんだなぁ。


私は「物語として」などというご託を並べて漫画の感想を書いているわけですが、それはあくまでも方便。自分がその本を読んでどう思ったかっていうのを書く時にそういっておくのが一番わかりやすいのかななどと思っているだけです。
本の読み方は人それぞれです。こういう事を書くと、作品を提供する側はがっくり来ると思いますけれど、書いた人の意図を100%くみ取るなんてまず無理なんですよ。ある部分については読みが足りないだろうし、ある部分については読み過ぎているかもしれない。
もしかすると作者はキャラを前面に押し出したくないのにキャラ萌えする読者がいて困惑しているかもしれない。逆にキャラを前面に押し出したはいいけれど、読者の中でそのキャラが一人歩きしているのを見てなんともいえぬ寂しさを感じている作者もいるかもしれない。作者は苦労が絶えないんじゃないですかね(笑)。


作者は「こういう読み方をして欲しい」と言ってもいいと思います。でも、人の内面までコントロールすることは非常に難しい。いったん世の中に出てしまった以上、どう読むかは読者にゆだねられていると思います。
一般的に言って読者がいろいろな読み方、楽しみ方をできる作品こそが良い作品なんじゃないかなぁと私は何となく思っています。


なんか思いっきりずれた事を書いているような気がする…。こうやって信用を失うのね。失うほど信用はないだろうけどさ(笑)。