125話感想 マリアさんは花沢さん

さて、今週の感想。今日は長文書こうかと思っていてそんな気分になってしまっているのでいつもと違う構成になりそうです。

答え合わせ

2007/4/19に書いたハヤテのごとく!ホワイトデーまとめという記事を照合してみる。来週また変わるかも知れないけれど今週の状況で確認。

正解
不正解(読み過ぎ)
不正解(読むの無理)




冒頭で最終回無効化

116話(11巻9話)の最終回はいったいなんだったんだ!というのがこの漫画の流れなので何となく読めてはいた。人の心はうつろいやすいものなのですよ。

扉絵

クッキーをくわえるヒナ。アニメ視聴者募集中出そうです。

携帯電話

この小道具はいろいろなところで役に立ちそう。壊れちゃってたんだ…
意外だったのは携帯つながりでマリアさんと西沢さんが出会うかと思っていたら漫画的な流れでの出会いになったということかな?この作者にしては珍しく理由を求めていない。作者の考え方変わり初めているんじゃないかなぁ。

ブコメ

なんだかハヤテのごとく!がラブコメじゃないとか言っている人がいるらしいです。ネットでtなんたらとかいう日記を書いている人らしいです。
その人が125話を読んだらどう思うのでしょうか?


どうみてもラブコメです。


ハヤテ君にはデリカシーがありません。そして恋心を感じ取る力もありません。酷い天然ジゴロです。

マリアさんは花沢さんのポジション

花沢さんってのはむろんサザエさんの花沢さん。余計なところに出てきておいしいところをかっさらっていく。決してヒロインには成り得ないけれど漫画には必要なキャラ。
ブコメでいうとめぞん一刻の一ノ瀬のおばさんとか朱美さんのポジションでしょうか。


さて、ここで問題です。
ハヤテのごとく!という漫画のヒロインは誰でしょうか?




ハヤテのごとく!という漫画は「スーパーハイブリッドコミック」という言葉で表現できると思っています。いろいろな要素や物語が複雑に絡み合って一つの作品になっています。その中に間違いなく用意されている物語があります。
それはナギがヒロインになるまでの物語とマリアさんがヒロインになるまでの物語です。


私はナギが先にヒロインになって、それをトリガーにしてマリアさんがヒロインになる物語が始まると予想しています。そして、マリアさんがヒロインになってからエンディングまでは恐ろしく短いかもしれません。漫画内で言えば一週間程度かもしれません。しかし恐ろしく濃い時間になると思うんですよ。


先日の桂ヒナギクに見る最強ヒロインの条件という記事で「西沢さんにはヒロイン属性は無い」みたいなことを書いてしまいましたが、今週の話を読むときっちりラブコメのヒロインになってますね。見かけ上。ハヤテ君は西沢さんにプレゼントを渡したかった。なのに花沢さん一ノ瀬のおばさんマリアさんじゅうななさいに持って行かれてしまった。しかしそれをきっかけに二人きりで会う約束をした。ハヤテ君が西沢さんに恋をしていて西沢さんもハヤテ君を憎からず思っているという普通の設定なら普通にわくわくしますがこの漫画の場合は違うんで…。
それだけでもややこしいのにそこにヒナギクさんが絡んで来ちゃったりするんだよな。しかもハヤテ君、西沢さんの両方に微妙な感情を抱いていたりするんだよな。もうわけわからん(笑)。


普通のというか今までの本と同じ読み方をしていると「ぶっこわれた物語」に見えるんですよねぇ。設定使ってその場しのぎの話をつなぎ合わせているだけの話にみえてしょうがない。なのにどうやら首尾一貫しているらしいことが何となくわかる。本当に不思議な漫画。

仮想今週の一コマ

「それともあの時チョコをあげたりしていれば… 私も…」
ヒナギクさん。
あのチョコの行方がどこなのか、読者は推測はできた。まだはっきりとは人名挙げていませんけれどこれではっきりしたんじゃないかな?
ああいう伏線っぽいのを先に無効化のはこの作者の特徴。爆弾処理に思い悩んで手に入れたスキルかも。

まとめ

畑健二郎さんはダブルヒロインがお好きなようですね。よくばりですね。今のところラブコメとしてのハヤテのごとく!はヒナ(ヒナギクさん)とハム(ハムスター=西沢さん)のダブルヒロイン。ラブコメ好きな人は今週の話気に入ったんじゃないですかねぇ。
そういえばこれからはしばらく一話完結になるといっていた作者がいたような気がします。きっと気のせいでしょうね。
バックステージに言い訳が書いてあるかな?でもこの漫画に16ページは少ないような気もする。でも16ページだからこうなっているような気もするから増やしていいというものでもないでしょう。


最後に。
昼間は今日のサブタイトルは「トゥルーエンドのその先に…」にしようと思ってました。いくらなんでもその週の感想としてはあれだろうと思い直しました。たぶんこの漫画はそういう終わり方をしてその後にああいうことが起こることを作者は期待しているんだろうなと思っています。
その話は連休中のどこかで書こうと思います。
見出しはたぶんそのまま。
「トゥルーエンドのその先に…」
になるはずです。


今日の所はこんなところにしておこうかな。
ではでは。




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