さよなら絶望先生 8巻 アニメ化しやすそう

さよなら絶望先生(8) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(8) (講談社コミックス)

全てを笑いの対象とする。
時の権力者を笑い、虐げられている民衆を笑う。強い物を笑い弱い物を笑う。
そして、自分自身を笑う。
なにも俺がそう思っているってわけではなく、筒井康隆大先生の受け売り、のはず。読んだのが高校生の頃ですから記憶の彼方に押しつぶされてひしゃげて違う物になってしまっているかも知れません。正しいか間違えているかではなく、笑いの本質はそこにあると俺は理解してしまっています。


そこに一番近い笑いはこの漫画にあるんじゃないかと思うんですよね。決して社会風刺だけではない時事ネタ。弱者やマイノリティにやさしくない言葉。作者自身の自虐。そして読んだ読者が「おれも笑われている人と変わりないのではないか?」と思ってしまうような状況。
情けないことににサンデーでかってに改蔵を読んでいる時にはそれに気づかなかった。単行本買って続けて読んで初めて気がついた。


この漫画もアニメ化。アニメには向いていると思う。内容は向いていないけれど構成はしやすそう。何言ってるかわからんですかね(笑)。弟子との電波を通じたやりとりとかやったらすごいんだけれどそれは無理だろうなぁ。
どうでもいいけれど次の巻も同じ月の発売ですか。狙ってるのかどうなのか???