LISMO!というブランド

EXILIMにウォークマン、防水ワンセグなど15機種――auの2007年夏モデル
先週末にauユーザーの私は機種変更をしました。今週夏モデルが発表されることを知っての暴挙です。実際出てみると特に物欲を感じる機械は無かったのでよかったです。
さて、今日はau新機種を入手して思ったことを適当に書いてみようと思います。


LISMO!という言葉はauユーザー以外でもご存じかと思います。大量にテレビCMを流し認知度はかなり高いと思われます。
さて、そのそれはいったいどういう物でしょうか?ハードウエアなんでしょうか?ソフトウエアなんでしょうか?サービスなんでしょうか?
私はLISMO!はブランドだと思っています。LISMO!を構成するのは

  • auの携帯電話というハードウエア
  • 携帯電話搭載の au Music Playerというソフトウエア
  • au Music PortというWindowsPC用ソフトウエア
  • LISMO Music Store というサービス

それらを包含したサービス、それがLISMO!です。
実際使っていないみなさまは音楽系のサービスだとお思いでしょう。実は違うんですよ。au Music Portというソフトウエアはその名前とは裏腹に音楽とは全く関係ない機能を持っています。それは携帯電話のメモリバックアップ機能です。
写真もアドレス帳もメールもau Music Portを使って吸い上げることができます。つまり、市販の携帯電話メモリバックアップソフトと同等の機能を持っていると言うことです。
このソフトウエア自体は実は別に目新しい物ではないです。キモは音楽購入代金をauの請求に含められることでしょう。危険なサービスです。うっかり買ってしまいます。設定が必要なのが救いです。設定しないですむんだったら危険すぎますがそれはやはり許されないでしょう。
それでもプリペイドカードを買ったりクレジットカード番号入れたりするよりはずっと抵抗がありません。


この記事を書くにあたり、DoCoMoauSoftBankのWebサイトを見比べてみたのですが、実態はともかく、印象として「音楽を聴くならauが一番いいな」と思わせる構成になっています。私見ですがSoftBankは音楽を聞くユーザーを捨てていると思います。わからんもん。聞けるんだろうけれど。
DoCoMoMusic Porterという機種を出しました。あれは逆効果。なぜなら、音楽聞くならあの機種を買わないといけないのではないかと思ってしまうから。実際私はそう思っていました。auの場合、LISMO!というブランドで音楽サービスを展開している。LISMO!対応端末なら音楽が聴けるということになる。とてもわかりやすい。
おそらく実際には最近発売された端末なら全キャリア全機種で音楽は聞けるんだと思います。しかしそれがわからないです。印象としてauならどの機種を買っても音楽が楽しめる(他のキャリアはしらんけど)という状況になってしまっているんじゃないでしょうか?
LISMO!を見ているとかつての写メールを思い出します。結局他のキャリアが追随して一般名詞化した「写メール」に対して、LISMO!は緑とオレンジの色とリスのイラストがあるからブランドを維持できるのではないかと予想しています。色は大切です。あえてauカラーのオレンジではなく緑というか若草色を選択したのは大当たりだと思います。オレンジが引き立つ。


ここまでも戯れ言ですがここからはより戯れ言度が強くなります。


友だちとよく話すのは「auにはトヨタの遺伝子が流れているんじゃないか」ということです。技術的にぶっ飛んだことをするのではなく、こなれた物を組み合わせ言葉巧みに売ることに長けているのではないかという意味合いです。
実際にはトヨタの車だって技術的に優れているのですが、私の周りは日産マニアやらホンダ信者やらスバリストやらばっかりなのでそういうひねた見方をしてしまいます。
でも乗っている車を見るとトヨタが圧倒的。それはなぜか。トヨタのお店の中の人が友だちにいるから…。販売力の差は決定的な戦力差です。


LISMO!対応携帯にしてからまだ数日。この機能にはすっかりはまってしまいました。ゲームとかはしないけれど音楽は聴いちゃうなぁ。携帯は常に持ち歩くものだからなぁ。機械を外に持ち出すというワンクッションがないだけでこんなに抵抗が無くなるとは思わなかったよ。


次に仕掛けたのは防水ですか。お風呂でテレビ見れるなどと宣伝しているようですが、真のターゲットは屋外で仕事をする人だと思っています。そういう人の中にも一般的なデザインの携帯を求めている人はかなり存在するのではないかと予想したのではないでしょうかね。屋外で仕事をしている女性だってたくさんいる時代ですから。