川合光著『はじめての超ひも理論』もはやこれはファンタジー

はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)

はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)

先日感想を書いた情報と国家―収集・分析・評価の落とし穴 (講談社現代新書)』に続いてあたりを引きました。面白かったです。
ただ、惜しむらくは理解不能なこと(笑)。わけわかりませんよ。
世界はひもでできている。何となくイメージつかめてきた。
ひもの長さより小さい物はなにもない。それもなんとなく…。
宇宙は最初その小さいひもだった。……はぁ??


それはともかくとして面白いですよ。この理論が正解かどうかまだわかっていないけれど、いくつかの問題はこの理論を使えば解決するらしいです。
一番の収穫は何で物理学で宇宙生誕の秘密を扱っているかがわかったこと。物質がなにでできているのか?物質を構成する最小単位はなにか?というのを突き詰めていくことは、宇宙の歴史を突き詰めていくことと同じなんだ。今までそれがわからなかった。なるほどね。


最後にネタバレ。われわれが生きている宇宙は48〜50回目の宇宙だそうです。これを見て何のことだか知りたくなってしまった人は本屋さんに行ってみてください。