サン=テグジュベリ著『星の王子様』

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

ものすごく有名な作品です。この作品で読書感想文を書こうとしている人も多いと思います。
私は、この作品を初めて読みました…


今の子供たちは名作を読まないでゲームをやったりアニメを見たり、漫画とかライトノベルばっかり読んでいると言う大人たちがいると思います。私も時代は違えども同じような子供でした。名作は読まないで「くだらない」推理小説ばっかり読んでいました。それがなぜいけないことなのか?答えがわかりませんでした。そして、今でもわかりません。


有名な作品であればあるほど巷に評価はあふれかえっています。そんな本を今さら自分で読みたいとは思わないんですね。だってどう読んでも人の感想の影響を受けてしまいそうだから。つまらない。
とりあえず今回は新潮文庫版を読んでみました。選んでそうなったというわけではなくてなんとなくです。一応感想は書いてみますけれど参考にはならんでしょうねぇ。


この本は私が好きなタイプでの本ではないです。それがなぜなのかはうまく説明できないですが…。こういう現実社会に対して何らかのメッセージを送っている系の物って好きじゃないんですよ。もっとこうがちがちのフィクションの世界の方が好きですね。現実社会では許されないことをやる、みたいな。
この作品を読んでなかった私でも知っているセリフを流れの中で読んでみましたが別にどってことはなかった。むしろ、その後「1年」という時の流れを意識させられた時に何かを感じました。


死を予感させる退廃的な作品のような気がしました。しかし私は日本人。原語で読むと全く違う感想をもてるのかも知れません。最近思うのですよ。海外の文学作品は語学が堪能でないと半分も楽しめないんじゃないかと。逆に漫画やアニメを含む日本の文学作品は海外では半分も楽しまれていないんじゃないかとも思いますね。
なんかなぁ。文学作品としてよりもこの挿絵の方がものすごく後世に影響を与えているような気もするんだよなぁ。このタッチの挿絵ってよく見る気がするから…。


本当に全く役に立たない感想文になりましたね(笑)。すいません。