145話感想 終わりの始まり
物語ってね、始まった時から終わりに向かって進んでいるだけなんですよね。などとしんみりしたことを思ってしまった。とは言っても終わりを予感させるような展開ってのはありますよね。大きな伏線を回収し始めるとか…。
たぶんまだまだ序盤のこの漫画ですが、今週のお話は物語の終わりを強く意識させるようなお話でした。
うまくまとまらないまま書き始めていますので今日はいつものスタイルにします。
扉絵
ハヤテ独りの扉絵ってのも珍しいかも
サブタイトル
おっと。珍しい。前のとちょっとかぶっている。これを見て内容を想像したんですが全然違いました…。
仮想今週の一コマ
P74下段右がわ。
ポイント
咲夜の家族
ナギが家族を意識するのは西沢家でかなぁと思っていたので意外。これが描けるのは下田のお話があったから。そうやって微妙につながっています。
ハヤテお兄ちゃん
うわー…。でたよ。こうやってさらっと大きな話を持ち出してくる。しかもちゃんと落とす。情報格差が縮まった。これね、割と大事。あとでね。
それはともかく、咲夜の仕草は凶器ですねぇ。
ゆっきゅん
本編では初めて出てきた呼び名。ここでも情報格差が縮まりました。
姫神くん
そっか〜。そういうことか〜。なるほどねぇ〜。これで少しは妄想できるかも知れない。
ハムヒナラブコメ
忘れてた(笑)
まったくもうなんてひどい漫画だ!先週はメインヒロインのことを忘れかけましたが今週はこの二人のことを忘れた。この漫画普通に読めてるでしょうけれど実はかなり読むの大変ですよ。話が追えない。
まとめ
2007/9/12に書いた4/2〜3にかけての出来事をもう一度書きます。
- 1.ナギお嬢さまがハヤテの誕生日プレゼントをバイトして買うことに決める。
- 2.ナギとハヤテがヒナギクさんも働いている喫茶どんぐりでバイトすることになる。ナギとハヤテはヒナギクが働いていることを知っている(ナギはしらないかも)
- 3.喫茶どんぐりで偶然ハムスターこと西沢さんがバイトすることになる。西沢さんはヒナギクが働いていることは知らないしナギとハヤテが同じ店でバイトするとは思ってなかった。
- 4.喫茶店のマスター北斗がおそらく咲夜の誕生日に呼ばれて店を開ける。
- 5.マリアさんが喫茶どんぐりに様子を見にくる。
- 6.西沢さんがマリアさんに対するハヤテの雰囲気がおかしいことに気づく。
- 7.ワタルくんが咲夜、伊澄と軽くラブコメ。
- 8.ハヤテとナギが咲夜の誕生日会に行く。
- 9.ハルさんの正体が愛歌さんにばれる。
- 10.ハヤテが咲夜の妹弟、そして父親と出会う
- 11.喫茶どんぐりで西沢さんとヒナギクさんがばったり。←143話でここ
- 12.西沢さんとヒナギクさんは観覧車で二人っきり
- 13.雪路が西沢さんの家庭教師をしていたらしいことが示唆される
- 14.ナギが行方不明になる
- 15.ナギがいなくなった原因は咲夜の家族を見たからであることが判明
- 16.ハヤテが兄を探していることが明らかになる
- 17.ナギと姫神くんとの関係が少し明らかになる
- 18.ナギとマリアとの別れが示唆される
- 19.サクがすごいことをやるらしいことが示唆される
- 20.観覧車の中は修羅場と化すのか?
長すぎ…
ハルさんのことなんかもう忘れている。ワタルくんのことなんて記憶の遙か彼方。そういえば喫茶どんぐりなんてところもあったねぇ。
今週また一つ新しい物語が始まりました。ハヤテ君が兄を探す物語です。この物語は今までの物語とは根本的に違います。今までの物語でハヤテは常に受け身でした。ところがこの物語では主人公が目的を持って動きます。私が読む限りこれが初めて。やっと主人公が主人公らしく振る舞えるお話が始まりました。
しかし、問題がある。
その物語は「ハヤテのごとく!」全体から見るとサイドストーリーに過ぎない可能性が高い…。
主人公が主人公のサイドストーリーってなにさ…。
それに対して、ナギの言葉は「ハヤテのごとく!」本編に深く関わってきます。おそらく、この漫画が終わる時にはナギとマリアさんは離ればなれになるはず。そういう予感はあったけれどはっきりと示唆されたのは初めてです。その時ハヤテ君はどちらについているのか、あるいはどちらにもついていないのか、そこまではわかりません…。
ナギと姫神、ハヤテとマリアさんの組み合わせはありそうですけれど断言するには材料が少な過ぎます。
何度も書いていますが、一昨年の夏に私が「ハヤテのごとく!」と漫画を読んで驚いたのは、終わりが決まっていることはわかるのにどういう終わり方をするのかさっぱりわからないことでした。物語の終了条件が見えない。なのに確実に終わりはあって、その時主要登場人物はそれぞれ自分の世界に散っていく、理由はわからないんですけれどそれがわかっちゃったんですよね。だから終わる日付が決まっているっていう仮説を立ててみた。そう考えるとうまく説明できそうな気がした。
今週、ついにナギとマリアさんの別れが示唆されてしまいました。ナギにとっては近い将来でしょうけれどこの漫画の読者にとっては遠い未来のお話。ただ、その時は確実にやってきます。
マリアさんがナギのメイドでなくなった時にこの漫画が終わるのかどうかはわかりません。それは物語の終了条件ではありません。物語が終わる日にそのイベントが設定されているのか、それより前なのか後なのか、それもわからないです。
仮想今週の一コマで挙げた絵は、ハンガーに吊されているマリアさんのメイド服です。読者はいずれやってくるであろうその日を目の当たりにすることができるのでしょうか?
追記:久しぶりにバックステージとシンクロしている感じがしました。偶然なんでしょうけど冒頭にはびびったぜ。
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