2007/10/20分

13:42 ハヤテですが、アニメ、原作問わずファンもそして作者でさえも個性の強すぎるキャラ達に振り回されている?
13:46 ような気がします。気難しいヒロインたちも読ませてもらいましたがベース物語重視のはずのハヤテだったのが
13:47 キャラ主体になったのがネットでの
13:48 最近の喧騒?というか賛否われるところかと。面白いかといわれば今でもハヤテは面白いと思いますよ。

ここに書く以上当然個人的な見方ですが、私はこう思っています。
私自身はこの漫画をキャラ設定メインでストーリーは無い漫画だという先入観を持って読み始めました。なのに、2巻のある話を読んで終わりがしっかり決まっていることがわかって驚き、さらにコミックス巻末の登場人物紹介などから、おそらくキャラ設定が物語が進むに連れて変わる漫画であることに気づきました。そして、実際にそれは変わっています。特にナギはまるで別人になっています。何があっても自分からアルバイトをするなんてことをいう女の子ではなかったはずです。
今のハヤテが一見キャラ主体に見えるようでしたら、それは作者の思うつぼなんじゃないでしょうか?ストーリーを意識させないストーリー漫画を畑健二郎さんは描きたいんじゃないかと思うんですよ。ただひたすら異常な世界の日常を描いているのに読み返すと壮大な物語になっている感じです。よつばと!では本当に日常の出来事を描いていますが、一つ一つのお話は基本的に独立しています。ハヤテの場合は複数の登場人物がそれぞれ主人公になっていてそれらの話が「時間」をキーにして並行して描かれている、そんなイメージを持っています。
面白い話と面白くない話が混在するのは当然なんですけれど、面白くない話が後から読み返すとものすごく面白い話に化けることがあるのがこの漫画の特徴かなとも思っています。