デジタルカメラ出現で写真趣味の敷居は低くなった

昨日ニコン一眼レフカメラD40Xなんてのを買ってしまいました。さっそく1時間以上いろいろいじくり倒したわけです。PCには接続しないでカメラ本体とレンズをね。で、今日も帰ってきたらいつのまにか小一時間戯れていたわけですよ。
男の子にオモチャを与えるのはよくないね(笑)。
子供の頃カメラにはほとんど興味を持ちませんでした。なのにこの年になって急に欲しくなって急にいじってしまうってのはなぜだろう?
それはデジタルカメラだからじゃないかなと思うんですよ。


フイルムというか銀塩カメラは、撮ってから現像して絵を見るまでに時間もお金もかかるじゃないですか。だから面倒だったんです。フイルム代だってばかにならないし…。なのにデジカメだったらカメラの液晶画面で見る分には撮ってすぐに見れるし気に入らなければ消してしまえばいい。もちろんカメラ本体やメモリカードは微妙に劣化するでしょうけれどフイルムを何本も無駄にするよりは遙かにお手軽なんですよね。なんのかんので昨日から100枚以上は撮ってますからねぇ。全部消したけれど。


デジタルカメラの性能がよくなることで、写真趣味を持つ人は増えたんじゃないかなぁと思いました。




普通のサイトならたぶんこれで終わりですが、ここは長文で有名?なtanabeebanatの日記。ここからが長いと思われ…。




まず、今回何でD40Xダブルズームキットってカメラセットを買ったのか?ちゃんと理由があります。

ニコンのカメラは一度も使ったことがなかった。死ぬ前に一度使ってみたかったです。いえ、たぶん違いはわからないんでしょうけれど…。

  • その2 実機に触って気に入った

音がね…音が…。キヤノンの音よりニコンの音の方がね。個人的に好きだったんだよ…。

  • その3 スペックマニア

素数が少ないD40ってのでも十分だと思ったんですけれど、うちに500万画素のコンパクトカメラがあるから600万画素ってのに抵抗がありました。一眼レフのセンサーとコンパクトのセンサーは全然別物ってのは知っているんですよ。それでも数字に負けた。

  • その4 レンズ交換がしてみたかった

実際交換する局面があるのかどうかはわからないですが交換してみたかった。たぶんモーターショーは広角よりの方だけで済ませるし、とある企画記事に使おうと思っている写真は望遠よりの方だけで賄えると思えます。広角よりのだけだと企画記事を書く気なくすような気がしたんですよね。どんな企画かは秘密。だけど勢いでどっかに書いているかも。

  • その5 10万以下

値段は大事。何でも大事。


でね、このカメラレンズを選ぶ。なんでもレンズ側にモーターが入っていないとオートフォーカス出来ないらしい。それはネットで見て知っていた。それを理由にこのカメラを薦めない人もいた。
それを見てふと思ったんです。
レンズを選ぶってのは逆に萌えポイントにはならないんですかね??
ある程度使いこなす人だったらオートフォーカス使わないでマニュアルフォーカスだけで撮影するなんて事はないんですか?このカメラの場合、レンズによっては否応なくマニュアルで撮らなきゃならないじゃないですか。そっちの方が上手になるよ?みたいな怪しげな薦め方があってもいいんじゃないかと思ったんですよ。
カメラの場合ってそういうものじゃないのかなぁ。趣味にしている人がいらっしゃったら教えてください。
未だにマニュアルトランスミッションを使いこなせないくせに乗っているのでマニュアルって言葉に弱いんだな(笑)。




それはさておき、というか最初の話に戻りますね。


テクノロジーの進歩が趣味への敷居をさげるってのは確かにあるんだろうなと思います。今回私がはまりそうになっている写真もそうだし、初音ミクに代表される音楽もそうなのかもしれない。もっと言うと、LISMOによって今まで外で音楽を聴く習慣が長続きしなかった俺でも毎日音楽を聴くようになったってのも一つの例かもしれません。
そういう風潮を見てずっと昔からそれを趣味にしていた「濃い」人はどう思うのかなぁ???
例えばね、さっきも書いたように俺、自分ではうまく使いこなせていないのにマニュアル車乗っているじゃないですか。車自体わりと好き。そういう人は「おおとま??はぁ」みたいなことを平気で言うわけですよ。実際にはよくできたオートマ車の方が扱いやすかったり早かったりするのかも知れないのに。F1だって速く走るためにオートマ積む時代なのに!*1


たぶん俺がここによく知らない写真のことを書いたら「あーあ、こいつわかってねぇなぁ」と思う人がたくさんいるはずです。そして実際わかってないわけだからそういうことを言われても文句言えないんですよね。もしかしたら「そんなに難しいなら俺には無理だからやーめた」になっちゃうかもしれないです。
さっきも書いたようにテクノロジーの進化によって、裾野は広がるはずなんです。でも、過去を知っている人たちからみるとその動きは必ずしも心地よい物ではないはずなんです。自分が知っている例えば「写真」が「写真」でなくなってしまうような…。
その機材を売ることを生業としている人から見ると、古くからのファンは金に糸目を付けずに高級品を買ってくれる上得意でしょうけれど、裾野が広がることによって新しく生まれる顧客は莫大な利潤を生む源になるかも知れないんです。となるとどちらを取るかというよりも両方取りたいはず何ですよ(笑)。
自動車メーカーやカメラメーカーの商品ラインアップを見るとそうしたいんだろうなぁと思います。今回私が買ったカメラは裾野広げる系。このカメラを使い倒してくれるだけでもいいし、これをきっかけに泥沼にはまってくれてもいいし…。と思っているんじゃないでしょうか?




ようやく結論まで来ました。あともう少しだけがんばる。








ハヤテのごとく!という漫画が始まってから3年しか経っていません。それでも初期から活発に感想を書いていたサイトと最近感想を書き始めたサイトの間では温度差があると思っています。ハヤテ感想サイトってくくりで見ると、tanabeebanatって人は「おおとま??はぁ」みたいなことを平気で言う方の人なんですよね(笑)。売る方としてはそういう「濃い」人も大事にはしたいけれど、カメラや車以上に裾野にあたる人たちがもたらす利潤の方が大事なはずです。だって、単価が安いですから。濃い人だってせいぜい年に数万円しか使ってくれないですから。
こうなることは予想できたはずなのに予想できてなかったです。いずれ蔓延するであろう著名な人による評価を先取りしていることは今でも信じていますけれど*2、まさかこんなことになるとは…。
ハヤテのごとく!って一見敷居が高そうに見えて実は低い漫画です。自分が書いた言葉を引用すると「狭い間口が無数に用意」されている漫画です。なので、敷居を高くするのは本意ではないです。読んだ人それぞれが自分自身の楽しみ方を見つけるのが正解だと思います。




見出し、書き出しと結論が全くマッチしない記事はいかがだったでしょうか?最初からこうするつもりだったんですよ。なんか面白そうだったから…。

*1:Wikipedia見たら来年からオートマ禁止になるって書いてありました。ってことは速いってことなんだろうね。

*2:自分が信じなかったらたぶんだれも…