ハヤテのごとく!はメインヒロイン争奪バトル漫画

ぷらずまだっしゅ! マリアさん考察 〜トゥルーエンド〜
さて、ハヤテのごとく!のヒロインは三千院ナギマリアさんです。何でそういいきれるのかというと、第一話から出ているからというわけではなく、比較的出番が多いからというわけでもありません。


作者がそう言っているからです。


逆に言うと、作者がもし二人がメインヒロインと言っていなければ、読者はメインヒロインが誰なのかわからないかもしれません。この漫画はそういう漫画。


原作で、今の時点でヒロインに近い、というかヒロインとして振る舞っているのはヒナギクさんと西沢さんの二人です。最近登場したばかりのハルさんや愛歌さんにだってヒロインらしいお話が用意されているかも知れません。伊澄と咲夜は主人公のストライクゾーンに入っていないと言う致命的な弱点はあるけれど、それを言うならナギも同じです。そして、まだ出てきていないアーたんだっているわけです。
もし畑健二郎さんがもう少しだけ秘密主義者でハヤテが最初の連載ではなく、登場人物の描き分けとかにも不安が無くて、最初から主立った人物はみんな登場していたと仮定してみましょう。

  • メインヒロインは二人

と公言したとします。
その二人が誰なのか、もし、今の時点で私が予想すると確実にヒナハムになってしまいます。二人とも自分だけの最終回を与えられ、この先にもまだ物語が続くことが示唆されていますからね。ナギとマリアさんはミスリードだと言い切っちゃうと思いますね。


さんざん書いていますが、私はキャラ萌えできないという弱点を持っています。だから、実はメインヒロインが誰なのかっていうのは他の作品でもよくわかっていない。例えば魔法先生ネギま!。あの作品のヒロインは神楽坂明日菜で合っているのでしょうか?与えられた属性と背景からおそらくそうだと思うのですが微妙です。もう一作。さよなら絶望先生。こちらはさっぱりわからないです。風浦可符香だと思うけれど…。そうとばかりも言えない。そもそもメインヒロインなんて言うシステムがあるのかもわかりません。だから、メインヒロインがわからないのはハヤテのごとく!という漫画の特徴とは言いません。


逆に、これだけヒロインらしい女の子がたくさん出てきて、ミスリードがいくらでもできる作りなのに、メインヒロインはナギとマリアさんだと作者が言い切っているハヤテのごとく!って漫画は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」みたいな倒述ものの香りがするんですよね。
最終的にナギとマリアさんがヒロインになります。それは決定しているのでその過程をお楽しみ下さいという作品としても読めます。
それは実はバトル漫画にも似ている。ほとんどの場合、読者は一応はらはらして読むけれどバトル漫画って最初から勝者が決まっています。戦力的に劣ると思われる主人公がどうやって強力な敵に勝つのかってところに興味が有ることが多いです。もちろん物語の途中で越えられない壁にぶつかることはあっても、ほとんどの場合主人公にとってのハッピーエンドになるようにできています。


ハヤテのごとく!という漫画をナギとマリアさんが最終的に勝ち抜くことが決まっているメインヒロイン争奪バトル漫画として読んでみるだけでもこの先何年間かは楽しめるんじゃないでしょうか?




と、ここまで書いて冒頭の引用記事はいったいなんだったのか?と思われそうですね。うっかりしていると自分でも忘れそうです(笑)。
冒頭の記事でぷらずまだっしゅ!のカーム様は物語の終わりを2005/12/24と予想していらっしゃいます。私は終わりの日を2007/12/31と予想しています。その違いはどこからくるのか、特に24日と31日との違いがなぜ出てくるのかってことと今日書いた話が関連します。
2005年か2007年かそれ以外か、そこには目をつぶってください。
ハヤテのごとく!という物語が終わる日、あるいはその間際に12/24という日付が設定されている確率は非常に高いと思っています。ナギとハヤテが出会った日であり、マリアさんの誕生日でもある一日です。


横道に逸れますが、先週今週と放映されたアニメ版の暫定最終回(あちらでは先行最終回と呼んでましたね)を思い浮かべてみて下さい。日付は12/24でした。


しかし、あのお話の主役はハヤテとナギであってマリアさんは脇役でしかなかったんです。


私は物語終了間際の12/24は
マリアさんのための一日
として予約されているんじゃないかと思っているんですよ。
もしも原作の12/24がアニメみたいな展開だったらマリアさんはメインヒロインにならないまま話が終わってしまいます。私はね、12/24にヒロイン争奪トーナメントでマリアさんが勝利するんじゃないかと予想しているんですよ。
でも、この物語のヒロインはもう一人いる。ナギです。ナギがその日のうちに下田温泉話みたいに復活できるのか?微妙だと思うんですよね。12/24に用意されているマリアさんのエンディングは、98話や116話が霞むくらい強烈だと思いますよ。だから、そこから始まる物語があるんじゃないかと…。
その物語に1週間費やして12/31にナギとマリアさんの二人がメインヒロインになるとともに大団円というのが私の予想です。


実際この予想はやっていて楽しいですが読んでいて面白いのかわかりませんね(笑)。
いずれにしろ、ジャッジできるのは畑健二郎さんだけです。