考察とか感想とか批評とかレビューとかそういう言葉

一応こだわっていたりします。
私は「感想」と銘打って書くことが多いですが、主に「作品と自分」との関係を書くことを意識しています。それが感想なんだろうと思っています。だから本来ならそこに「作者」や「別の作品」が入ってきてはいけないと思っています。
批評となると、ちょっと違って、「作者」や「別の作品」とネタとなる「作品」について書くというイメージ何じゃないかなと思っています。そしてレビューは「作品」オンリー。
考察ってのはまた違って、基本的に感想と同じなんだろうけれど、そこに客観的な分析が入っているはず。私が自分が書いた物について「考察」と言われることに抵抗があるのはそれが理由です。あくまでも主観的なところから出発してそれを一般化しようとしているので考察とは違うんだろうなぁと思っていたりします。


とは言っても、ちょっとした言葉の違いだけなんですよね。それこそ言葉の定義なんてものは人それぞれ違うわけだしね。


私が受験生だった頃、模試で小論文書いていたんですよ。当時もそれなりに文章は書いていて、私の場合創作は全くできないので当時からこんな感じの文章が多かったわけですが、それでも子供なりに自信はあった。ある時、呈示された文章を読んで日本語の乱れについて書けという設問に、呈示された文章だけでは日本語は乱れているとは言えないというようなことを書いてしまいました。でも、酷い点数をいただきましたよ(笑)。なるほど小論文とは言っても自分の考えを書いてはいけないのだなと理解しました。で、小論文が試験科目にある学校は受けないことにしました。いい勉強になった。
横道に逸れましたが、自分の考えを貫くのはいいけれど、時と場合によって、たとえばある言葉に自分とは別の定義をしている人とコミュニケーションを取る場合には、こだわりは捨てた方がいいのかなぁとも思うんですよ。話が進まなくなっちゃう。本質的な話ができなくなっちゃう。


ふとそんなことを思った連休の谷間でした。