泥にならなくてもいいけれど10年は働いた方がいい。まじで。

なんでかって?それは簡単だよ。ご褒美がもらえるからね。
IPAイベントにて 「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論


ご褒美というと永年勤続でなんかもらえたり、特別休暇もらえたりすることを想像するかも知れませんが違います。


退職金の金額が上がるのですよ。


退職金の制度は会社によって違うと思いますが、上記記事で出てきたような大企業なら、大概同じような感じでしょう。勤続年数によって額が全然違います。5年勤めれば、7年勤めれば、10年勤めれば、って感じでテーブル自体が変わっていきます。長く勤めた人はそれだけ会社に貢献しているって言う考え方ですね。実際個人個人を見るとそんなことはないんだけれど、制度なんてものはマスで見て決めなきゃいけないからしょうがないと思います。搾取されるみたいなこというならそれを取り返す前にやめるのは負けを認めることだと思います。
お金になんかこだわるようじゃダメだと思われる方もいると思いますがそうじゃないぞ。もし自己研鑽のために仕事をしないで勉強するにしても、起業するにしても手元のお金は多ければ多い方がいいぞ。あたりまえじゃないか。


退職金の話が出たついでに書くと、聞いた話では面白いキャリアパスを通っている人がいるらしい。早期退職制度を利用してお金を稼ぐ(笑)。日本企業だとニュースになっちゃうくらい珍しいのかも知れないけれど外資系ではよくあることらしい。そういうところを渡り歩くと知らず知らずのうちにお金が…。ほんとうかよ!それができる人は能力がかなり高い人に限られる見たいですけれどね。
上記の記事には英語が必要かみたいな話が出ていたけれど、必要というかそのスキルがあった方が確実にチャンスは拾える。より高い給料の職場、より面白い仕事がある職場に行ける可能性が高まります。英語できずに苦労した俺が言うんだから間違いない。英語ができないの情報処理系の職に就くなんて愚の骨頂みたいなことを昔言われて腹立ったことあったけれど実際そうだったななぁなんて今になって思っています。


あと突っ込みついでに突っ込んでおくと、

「学部卒でもどんどん採用しているが、本当はソフトウェア産業は専門職だと思う。その点はどう思うか」

当たり前。だって、今回話している企業に入ったら、実際自分でプログラム組むのなんて数年ですよ。数年。それが終わったらほとんどの場合好むと好まざるとに関わらず業務系とかマネジメントに行くことになるんだからソフトウエアに関する専門知識を持った学生を取るメリットはあまりないんじゃないか?そういう人は現場より研究系に行った方がいいと思うけれど、研究系を持っている企業って極一握りの大企業に限られるわけで…。




とまぁ、書いてみました。要は自分自身の反省談ですね(笑)。やめてみないとわからないことっていろいろあるんだよ。退職する時に退職金テーブルを初めて見て「早まった!」と思ったもん。そのくらいはチェックしてからやめた方がいい。フリーになって収入増えた〜とか喜んでみたり、仕事無くなって明日からどうやって生活しようかと落ち込んでみたり。あまり細かく書かないのは、私のような人生はそれはそれで楽しいけれど疲れるからやめた方がいいと思うので…。
一生一つの会社でまたーりと仕事していた方がよかったかなぁなんて思うこともあります。でもその選択をしなかったんだから今さら悔やんでもしょうがない。