アメリカ、欧州、日本。それぞれにとっての「世界」

酔っぱらった勢いでいつも飲み会で話すネタを書いてみる。このネタは俺の持ちネタではなく他の人たちのネタ。それを聞いてなるほどなぁと思っているのが俺。


アメリカにとっての「世界」ってのは北アメリカの一部なんですよね。だからMLBのラストはワールドシリーズだったりする。インディーカーシリーズだってそのほとんどが北米大陸で完結する。そして、それを外に出そうとするとなぜかうまくいかない。NFLだって見るととても面白いのになかなか北米大陸を出られない。もしかするとそれを望んでいないのかと思うくらいです。


欧州にとっての「世界」。それはもしかするとかつて支配していた地域なのかもしれません。南米は世界。アジアの一部も世界。しかし極東の一部地域は世界とはちょっと違う。そして、欧州の国はその「世界」に君臨するという考え方も未だに残っているんじゃないでしょうかね。英国連邦の各国は未だに形式的な元首はイギリス国王だったりするわけでしてね。それはちょっと違うか。でも、そういう意識がありそうな気がしてなりません。


日本にとっての「世界」。これはもしかするとちょっと面白いのかも知れません。日本にとっての「世界」とは、日本以外の事を指しているように思えます。日本にとどまっていてはだめだ、世界に出ないと、みたいな考え方は欧米には逆に生まれ得ないのではないかなと。いやだって世界って自分の所だって世界の一部じゃんみたいな…。
それと、かつてアジアの一部地域を支配していたという経緯が合わさって独特の世界観が形成されているように思えます。今は支配しているどころか敵視されていますけれどね。逆に今の日本を敵視するほど周りは怖がっているというのはあるわけでして…。俺の感覚ではそんなに怖がっても別に強くないよと思うのですがねぇ。


考えてみると、それぞれの地域で大勢を占めている世界観ってのを比較してみると面白いと思います。情報が無くというか興味がそれほどあるわけではないから情報を集める気もないのでわからないのですが、アジアの他の地域、ああ、そういえばわざわざアジアの一員とかいわなきゃいけないくらい日本ってアジアっていう意識がないんだなぁとも思います、とか、アフリカとか、南米に住む人たちは「世界」ってのをどう捉えているんですかねぇ。


個々の人の考え方はいろいろあるけれど、地理的条件や子供の頃からの広い意味での教育で、大勢を占める世界観ってのはできあがっていくんじゃないかと思います。