『To LOVEる』が提案する新しいヒロイン像

このサイトに『To LOVEる』の感想とか考察チックな記事だけを読みに来る人はいらっしゃらないと思いますが念のため書いておきます。
ファンの人は記事の最後まで読んでください。むしろ最後だけ読んでもらった方がいいかも知れません。そういう記事です。




To LOVEる』の世界を支えているのはララであることに間違いは無いとは思います。しかし、私にはどうしても気になる登場人物がいる。それはもう一人のヒロインと目される春菜です。


彼女のポジションはかなり特徴的ですね。記憶をあさってみたのですが出てこない。
主人公が恋する対象という少年漫画的ヒロインの地位を占めていながら話の中では脇役的な役割を果たしている。そしてなにより、受け身の巻き込まれキャラなんですよねぇ。
周りはなかなかわかってくれないけれど春菜は見た目の印象や見て取れる行動から想像されるのとは違い内気な登場人物です。しかし、彼女はそれだけではなく、自分が置かれた状況をすんなりと受け入れるという特徴も持ち合わせています。
おそらくは将来自分の意志で行動する局面がやってくることを匂わせつつも、現状では周りのペースに合わせるだけになっている、それが面白いです。


普通に見るとララが中心になってしまうのはしょうがないのですが、春菜を中心にして見てみるとまた別の感想を持つことができますね。






さて、この感想はテレビアニメだけを見て書いています。原作を読むととんだ見当違いの感想になっているかも知れませんね。それをやってみたいのですよ。アニメだけを見るのと、その元となった原作を読んで感想を書くのとどう違うのか。
このアニメ自体そこそこ気に入っているから毎週見ていますが、やりたいことはそれです。
ただ、アニメを見た限り、原作の感想はどうしてもあの作品との比較論になってしまうと思います。あれから離れる理由を見つけられるかも知れないですけれどね。
とにかく、せっかく見始めたので最後まで楽しむことにしてみます。最後っていつなのかなぁ。半年?一年???