新書ブームが気に入らない

どうも最近中公新書のヒット率が高い。っていうか、中公とブルーバックス以外にはそそる新書がないですねぇ。
新書に何を求めているかっていうのが、世間一般と私との間でずれています。私は、縁がない分野に触れるきっかけとして読める本を求めているのですが、世間的には、読者が直面している事柄や社会で問題となっている事柄などのわかりやすい解決策やらわかりやすい解説やらを求めているようです。
そのためにわかりやすいタイトルを付けて短い期間に一気に売り抜ける、そんな編集方針なんじゃないかなぁという感慨を持っております。実際そうなのかは知らないですけれどね。


最近岩波新書で過去の名著を一括重版かけましたが、本来新書って言うのはそういう風に細く長く売っていくメディアだったんじゃないかなぁと思います。