ハヤテのごとく!207話感想2日目 つまりこれがスーパーハイブリッドってやつです

ネギトロってそういう意味だったんだ。しらなかった。
来週ラスベガス編終了とのこと。了解。


コミックスの告知で

そしておまけは恐らく読者の皆様が誰一人として予想していない
この漫画の根本的な設定部分に関して相当重要な人物(?)の
プロフィールが載ってたりします。

ってあったけれど、誰かなぁ。こう言われて最初に思い付くのはハヤテ兄で、次はハヤテ両親なんですけれどねぇ。
アーたんは「誰一人として予想していない」と言われて出てきたら「だまされた〜」って感じですよね(笑)。
今までプロフィール出て無くて重要そうに見えないけれど重要な可能性があるって言うと……。


虎鉄??


と思った瞬間、この漫画の根幹を揺さぶるような展開を思い付いてしまった。それが当たりだったらもうわけわかんねーな。いや、もうすでにわけわかんねーからいいんだけど……。
ってうか、虎鉄のプロフィールってまだだったよねぇ。








表題の件。寒いので手短に書きます。


ラスベガス編について、他のサイトとかの感想を読むと否定的な意見を目にすることも多いです。
面白いか、つまらないか。結局それは読者個人の感覚に委ねられている評価ではありますが、ネットで感想を書いているという非常に特殊な属性を持つ読者に限って言うとラスベガス編については「うーん……」という意見が多いと思います。


正直に言うと、この漫画が普通の構造を持っている漫画だったら私も「これはちょっと……」と思っているかも知れないんですよ。しかし、この漫画は違う。様々なストーリーを順列並列に配置して全体として一つの物語になるという「スーパーハイブリッド構造」を持っている、というより創り上げたのでこれはこれで有りだ、と思えてしまうんです。
今回のラスベガス編がそれにあたるのかどうか、作者ならぬ私にはわかり得ない話ですが、もし仮に作者がどうしても書きたいけれど読者からの芳しい反応は得られない確率が高いストーリーがあったとします。
普通はそう言う話は発表されません。「本当に書きたい話」を書きたくて作者がフラストレーションを貯めても、読者に受け入れられている作品が継続している以上それを継続することが求められます。
しかし、この構造の場合は違う。
今週のように、複数の話を混ぜることによって、自分の書きたい話と読者に受け入れられる話の両方を同じ作中で描くことが可能になります。


2作しかプレイしていないので偉そうなことは言えないのですが、いわゆるギャルゲー・エロゲが『ハヤテのごとく!』のベースになっているってのはあると思うんですよ。何人かヒロインがいて、そのヒロインごとにストーリーが用意されている。そのゲームで、あるヒロインのシナリオが秀逸だけれど別のあるヒロインのシナリオは自分にとって面白くない、そんなことだってあると思うんですよね。むろん全部面白いに越したことはありませんが、あまりに強烈なストーリーがあったら、それだけでそのゲームに対する評価が高くなるみたいなこともあるんじゃないかなぁと。
そして、最初に書いたように人それぞれ評価基準は違います。ある人にとって面白いと思えるストーリーが別のある人にとっても面白いと思えるかどうかはわからないです。
ハヤテのごとく!』は、いろいろなストーリーを入れ込めるような作りになっている。数が多ければその中に自分好みのストーリーが存在する確率は高くなる。そう考えています。


さらに、この漫画ではそこに時間軸による順列ストーリーが散りばめられています。ストーリーAとストーリーBをクリアしたらストーリーCを始める準備ができる、そんな構造になっています。複雑なんですよねぇ。そこに全体のストーリーには直接関わらないようなシナリオまで入り込んできますからねぇ。


気づいたら長くなっちゃいましたが、そんなことを考えながら読んでいる読者もいるってことで、一つよろしくお願い致します(笑)。