読書感想文 竹宮ゆゆこ著『とらドラ8!』

ああ……。やっぱりこうなっちゃうんだねぇ……。

とらドラ!〈8〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈8〉 (電撃文庫)




いろいろ書きたいことがあるがうまく整理できない。断片的な感想に終始すると思います。


まず、女同士の喧嘩。これがまぁ面白いっちゃかわいそうだけれど面白いんだなぁ。作中きっての武闘派である逢坂大河が蚊帳の外ってのがまず面白くてね。それともう一つ……。いや、やっぱやめた。これはこの物語が終わってから書くべきだ。たぶん終わってもこの感想変わらないと思うけれど終わってから書いた方がいい。おそらく同じ感想を持っている人はたくさんいるはず。検索していないからわからないけれど。とりあえず今出ている9巻読み終えるまでは他の人の感想を極力見ないようにしています。アニメも途中から録画しているけれど見てません。なんてストイックな俺。
櫛枝実乃梨はやっぱりそうだよねぇ。川嶋亜美言うところの「罪悪感」もそうだよねぇ。亜美も根っからの悪者じゃないんだよなぁと要約思えるようになりました。実乃梨にあの言葉をかけたことは後悔しているんだろうなぁ。だからムキになっている。
その亜美もやっぱり……。


そして、大河だ。
追いつめられると人間本音が出るというお話。この物語って大河と亜美が二人でドライブしている感じですねぇ。この2人が何か行動を起こしてはじめて動きます。北村祐作と実乃梨は天然キャラで高須竜児は内気な受け身キャラ。今回もトリガーを引いたのは大河。その気持ちには亜美も実乃梨も気づいているんですけれどね。ついに本人が認めました。


これで『とらドラ!』も今流行りのハーレム系ラブコメに移行したのかな?まぁ大河が素に戻って素直に自分の気持ちを認めるとはとても思えないですけれどね。
でも、事故とはいえ亜美より先に大河からこの言葉が出るとは思わなかったなぁ。
これを受けて竜児がなんらかの対応を取るとは思えないところがなんとも……。竜児のキャラって『ハヤテのごとく!』のハヤテとかぶる。あっちは天然ジゴロですが、こっちは……。いや、これも完結してから書く。おそらくそれこそがこの作品の根幹だろうと俺は思っているので。


さて、明日も『とらドラ!』について書こうと思います。思っているだけかもしれませんけど。次もまたある登場人物に絞って書いてみます。さて、誰でしょうか?




ぶっちゃけ『とらドラ!』ってこういう感じでの感想が書きやすい。ハヤテ以来の逸材。持っている感想も作品の構造も自分が予想している根幹部分も全然違うのに同じ感覚で感想が書けるってのがまた面白くてね。とても楽しく感想を書いております。