趣味のシステム開発

おれは向上心がある人間ではありません。のほほんと日常を生きる方が好きです。いちおうプログラマーらしき仕事をしていますが、新しいことに挑戦するってことはめったにありません。もし挑戦する機会があっても体系的に覚えてその技術について語れることになるみたいなことはありません。とにかく目先の成果が求められているからです。
知らない言語、知らないOS、知らないDBMS、知らないエディタで、仕様がよくわかっていないシステムを数週間で作り上げろとかいう無茶な仕事だってありました。むろんメンバーにはその環境に詳しい人もいましたが、その人はプロジェクトの主戦力だからべったりくっついて教えてもらうわけにはいきません。


結局やりながら覚えるしかなかったです。


そして、やりながら覚えたことは身に付くんですよね。やりながら覚えたってのは正確じゃないな。
「酷い目に遭いながら覚えたことは身に付く」
と言い換えましょう(笑)。




最近アサインされる仕事は自分が得意としている分野の物ばかりです。新しい物に挑戦する余裕は私にも会社にもありません。会社だってね、未経験メンバーをアサインする時にはリスクを負うのよ。それがまだこれから延びていく若手だったらいいけれどおれみたいなロートルはね、なかなか新しいことをやるような仕事にはアサインしづらいですよ。


と言うような問題を抱えていたのですが、ある時ふとひらめいた。


そうだ。趣味でシステム開発すればいいんだ!


とね。




幸運なことに、それを思い付いた次の瞬間に、とある仕様も思い付きました。とにかく仕様が無いと、ある問題を抱えている人の役に立つかも知れないと思えるような仕様がないとシステム作ってもしょうがないですから。モチベーションが生まれません。


3月に暇になったので作ろうかと思ったのですが、何となく日々を過ごしている間に忙しくなり気がついたらもう5月……。準備作業だけをしてある状態でした。
ゴールデンウイークの休みを使ってやらなかったら来年の課題なっちゃうなぁと思ったらさびしくなって昨日からちょこちょこ作り始めました。


結局環境の問題がクリアできずまだ動いていないのですが、ロジックのコアはできた。
見知らぬ言語と見知らぬDBMSを使っているのに実質1時間くらい(笑)。準備作業の方が時間がかかった(笑)。そんなもんでしょうね。もし慣れた環境だったらテスト込みで1人日あればおつりが来るような簡単なシステムです。


これだったらいろいろな言語で同じシステムを作ってみても良いなぁなーんて思っています。俺の持論では言語なんてシステム屋にとっては大きな問題じゃないんですよ。それでやらなきゃならなくなったら自然と覚えるもんです。実際そうやって覚えてきました。




もし、環境の問題が解決したら、そのうち一般公開するかも知れません。その時はよろしくお願い致します。