読書感想文 ゲッサン(月刊少年サンデー)2009年6月号 『あずまんが大王』から漫画業界を妄想する

買ってきて読んだ。

ゲッサン 2009年 06月号 [雑誌]

ゲッサン 2009年 06月号 [雑誌]



まぁ創刊号だしにぎやかしってことでね。
いろいろと思うところはあったのですが、今日の感想は1点にしぼります。


あずまんが大王』です。




いったい何が違うんだろう?言語化とか数値化が難しい「間」とか「ずれ」なのかなぁ。独特の雰囲気がある。おなじようなゆるいぬるい漫画ってのはあるけれど高橋留美子畑健二郎とはまた違う。しかしこれはこれで居心地が良い。そんな感じ。


そういえば、去年?だっけ?小学館袋だたきにされていましたよねぇ。ガッシュの裁判問題で。ところがその後、逆に小学館に来てから過去を暴露する人が現れたりしてカオスになりました。
結局のところ、人や会社に合う合わないっていう単純な話なのかなぁという印象を持っています。うちの業界だってそういう話はよくあるしね。ある人はX社は従業員としては(今まで働いた中で)最悪の会社と評するのにある人にとっては(今まで働いた中で)最高の会社だったりするんですよねぇ。それだけ人の流動性が高いってことなんですけれどね(笑)。漫画の業界とはちと違うな。全然違うな。


ゲッサンの煽りを見る限り、あずまきよひこさんがアスキー・メディアワークスっていうか角川グループって言ってもいいのかな?となんかあって今回の連載とコミックス発売に至ったとは思えないんですがいったいどういう事情があったのだろうか?


もしかすると出版社というくくりを脱して、業界全体で業界を盛り上げていこうという機運でもあるんでしょうかねぇ?


サンデーマガジンで小学館講談社が組み、英語版では既に小学館集英社が組んでいる。今回の煽りではあたかも小学館アスキー・メディアワークスが組んだのか?みたいな感じになっている。


うーん……。どうでもいいことなんだけれど、気になる(笑)。