読書感想文『レガシィのすべて』 スバルは何かを隠しているのか?
新型レガシィのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報 第427弾)
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2009/05/09
- メディア: ムック
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3.6Lのフラット6とか、大きくなったボディとかもあるけれど、今回のモデルチェンジで一番注目していたのはCVTなんですよ。俺もそうだし友だちもそうでした。ところが、あまりにも記述がさっぱりしすぎている。
こういう新技術を採用すると、それが本当に新しい物か実は業界では既知の枯れた技術なのかは素人にはわからんですがここぞとばかりに優位性をプロモーションするんですよねぇ。ところが、どうも今回はそれをしていない。
「すべて」とWebサイトを読む限り、技術的には水平対抗エンジンから始まるスバルのAWDプラットフォームに納めるためにエンジンからの出力軸を横にずらしてさらにトランスミッションからの出力軸も横にずらしている。それでもスペースが厳しいので、ベルトではなくチェーンを採用したと書いてあります。そのチェーンの加工精度を上げることによって今回採用にこぎ着けたというのがトピックみたいです。検索してみたらアウディが同じような技術を使っている。
チェーンのコマは部品メーカーが作っているみたいですが変速機自体は内製しているらしい。
おそらく、99%は本当に語るべきトピックが無くてそれほど大々的にプロモーションしていないんだろうなぁとは思うんですが、内製っていう材料も含め何かを隠しているのでは無かろうかという印象を否定することができないんですよねぇ。
いずれにしろ、一度乗ってみたいです。試乗しに行こうかなぁ。買えないけど。
もし買えるとしても今回は選択が難しいですね。2.5L NAのCVT搭載のやつか、ものすごくフラットなトルクカーブを持つ2.5Lターボを6速MTで乗るか、あるいは3.6Lフラット6という今どきあれなエンジンを味わってみるか。
そんなに安い車ではないけれどおそらく他のメーカーの同等品に比べれば高いわけではないので、もし状況が許せば悩んでみたいですねぇ。