アニメ『ハヤテのごとく!!』(ハヤテのごとく!2期) 17話 「桜の下で」感想
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前半で描かれていた、西沢さんとヒナギクさんの心模様をはじめ、まだまだほったらかしの問題はいろいろありますが、この話はこの話で一種の最終回なんだろうなぁと思います。
でも、『ハヤテのごとく!』原作には「暫定最終回」というのがあらかじめ作者によって決められているとのことですが、この話はその暫定最終回ではなく、当時放映されていたアニメ1期向けの最終回をイメージした話とのことです。
- 漫画家バックステージ 畑健二郎 Vol.126 (2007/4/11)
アニメ2期17話は原作4本分を1話にまとめてあります。その中の最後、123話には
- 「いつか…信じて」
というサブタイトルが与えられていました。
当時、今もですが……、私はここに感想を書くに当たって作者がつけたサブタイトルとは別の感想サブタイトルをつけています。
123話を読んで、アニメでは先週放送された16話で描かれた116話の感想でも触れた、別の漫画の別の場面からどうしても離れることができませんでした。
これまでの経緯も合わせて考えれば、作者自身もその場面のオマージュとして123話を描いているに違いないと確信をしました。
おそらく『ハヤテのごとく!』とその漫画の両方に触れたことがあれば同意してくださる人も多いと思いました。ただ、あまりにストレートでひねりがない。でもどうしてもそこから離れることができない。そんな葛藤はありましたが、2007/4/11に書いた123話感想のサブタイトルは結局こうなりました。
前の週からこのサブタイトルになることはわかっていたのですが、感慨深い物がありますねぇ。『めぞん一刻』のラストシーンをモチーフにしたお話が、そのままのサブタイトルでアニメになるとはねぇ。
アニメを見た人に向けてはあまり書くことは無いのですよ。将来への伏線となりそうな描写もありますが、原作が世に出てから2年経っても未だ回収されていなかったりしますしね。
アニメ2期は西沢さんとヒナギクさんのラブコメが中心になると思われるのですが『ハヤテのごとく!』という話自体はハヤテとナギとマリアさんが中心の話だろうと考えているので今週のような話の方がより本筋に近いと思っています。
以下、原作既読者向けです。
上の方でリンクを貼ったバックステージVol.126にこんなことを書いていたのですね。
さてさて、そんなわけで漫画的には、ようやくここから
第三部といった感じです。
いよいよ後姿やら愛称やらでしか登場していないアノ人が
出てくる……はずです……。予定では。
あれから2年ですよ(笑)。やっと「アノ人」が本編に登場ですよ。第三部ですよねぇ。
アニメ1期が放映されていた時、本編は時間調整をしていたのではないかと思うんですよね。無意識にか意識的にか、意識的だとして作者の意図なのか営業的な意図なのかはわかりませんけど。
原作でこの話を読んでいた時、宇宙人マヤをこれでフェードアウトするのは惜しいなぁと思ったんですよねぇ。今までこの漫画にはいないタイプのキャラだったので。でも、それに近いポジションを今は日比野文が占めているかなと思います。本編とは基本関係なく脈絡無く出てくるボケキャラが好きだってだけの話なんですけれどね(笑)。
次週、ホワイトデー。喫茶どんぐり初登場です。