ハヤテのごとく!237話「そして再び夜が来て」感想 ヒナギクの告白はきっと成功する!



今週はまたえらく掲載位置が前ですねぇ。
扉絵でも下を見ようとしないヒナギクさんがいいです。



仮想今週の一コマ

あえてこれを選ぶ。
11ページ目(P35)3コマ目。西沢さんに語りかけるナギ。


今週のメインであるヒナギクさん。個人的には全裸でシャワーを浴びている絵よりもその下のリボンをはずしている後ろ姿の方がなぜかぐっときた西沢さんではなくナギにした。


なんかさぁ。この絵、いいんだよね。何がいいのかうまく説明できないんだけれどさぁ。作者が力を入れたって感じもしないんだけれどさぁ。
なんかいい。

ポイント

ナギは知っているのか?

ヒナギクさんがハヤテのことを好きってのにピンと来た描写は有りましたが、知っていると言うほど強い確信ではないとは思います。でも、肉食ハムスター(西沢さん)とのやりとりを見ると、そんなこともありえるのではないかと疑っている雰囲気は感じられます。
むしろ、今のナギにとっては、他の女の子がハヤテのことをどう思っているかというのは余り眼中になくて、ハヤテが自分のことを主として慕っているということを信じているという状況なのかなぁと思いました。ハヤテの方から自分の側を離れることはない。そう確信しているのでは無かろうかと。
だからこそ、ハヤテとアテネとナギが一同に会した時は修羅場がやってくるんじゃないかなぁ。

マリアさんの深い考え

ありませんね(笑)。今回はマリアさんがトラブルメーカーになってるんだよな。この場面の背景に描かれたマリアさんも無邪気でかわいいじゃないか。まるで17才ぐらいの少女に見えます。

着飾ったヒナギクさん

そうだよねぇ。いろいろな事情はあるけれど、今のヒナギクさんは「お嬢様」と呼ばれても違和感がない状況なんだよなぁ。ヒラヒラの可愛い服よりもこういうシックな服の方が似合うという設定。っていうかそういうデザインなのかな?いや、作者が似合う似合わないをコントロールしているのかな?

知らないから言える言葉

年甲斐もなくじーんと来てしまった。知ってしまったらそのうれしい言葉をもう2度と言ってもらえなくなるかもしれないのに自分の気持ちを伝えたいヒナギクさん……。本来ならばヒナギクさんが主人公になっているラブコメのクライマックスがやってくるはずなのにマリアさんの言葉による誤解で「別の女」の話をされちゃうんだからさぁ。たまらねーな……。

博物館

むしろこっちが暫定最終回エンディングの主会場になるんじゃないか?なんかそんな気がする。
西沢さんがなにげに世界史に強いのは家庭教師の先生がいたからですよねぇ。確か。名前は、えーっと……(笑)。まだ出てきてないけどね。

高いところ

あ・と・で……。



まとめ

感想サブタイトルの件に終始してみようかなと思います。


結論から言うと、来週か再来週かにヒナギクさんはハヤテがはっきり理解できる形で、自分が好きなのは誰なのかを伝えると思うのですよ。うやむやにして暫定最終回を迎えることは無いと予想しているのです。
理由の一つはヒナギクさんの性格です。彼女は一度やると決めたことは成し遂げる女の子です。妨害が入ろうと、自分の言葉が相手に受け入れられないことが確実であることが予想されようと、はっきりと伝える覚悟をもってディナーに挑んでいると考えています。
理由はもう一つあります。そちらはキャラクターの性格とかではなく物語的な必要性ですね。
今週のナギと西沢さん。余裕じゃないですか。西沢さんはハヤテにはっきりと自分の気持ちを伝えた。ナギはハヤテが自分のことを第一に考えてくれていることを知っている。しかし、ヒナギクさんとハヤテとの間にはまだそういう「絆」が生まれていない。その絆を暫定最終回の前に築き上げておく必要があるのではなかろうか?そう思うんですね。
ヒナギクさんとハヤテとの絆を暫定最終回前に築き上げておかないと、2人の前にアテネが登場した時に、この2人の関係は断ち切られてしまうのではないかと思うのですよ。


ただ、私が予想しているのは「告白」が成功するということであって、それがハヤテに受け入れられるということではないです。


決して受け入れられないであろう(読者である私が今までの経緯からそう想像しているだけですが……)告白をすることを覚悟しているヒナギクさんをみているとたまらなく切なくなりますね。


そういえば、西沢さんは初登場した時にいきなり振られてましたねぇ。でも西沢さんはあきらめなかった。そして今がある。ヒナギクさんだって、もし告白が受け入れられなくても物語から退場するわけではないでしょう。むしろ今まで以上にいろいろな役割を果たすことになるのでしょうね。




この旅行では、ヒナギクさんは苦手な高いところに連れて行かれまくっています。克服はできていないけれど経験はしています。もしかするとそれだって告白への薄い伏線なのかも知れません。
プライドが高いヒナギクさん。自分から好きな男の子に告白するなんて言う考えは全くなかったヒナギクさん。でも、この旅行で高いところに心ならずも連れて行かれるうちに、自分も変わらなければならないのかなぁと思い始めたのかもしれませんね。


来週はディナーの続きが描かれるのでしょうか?あるいは博物館編?あるいは咲夜サイドの話?それとも咲夜は博物館に来ている?
続き物のはずなのにそれすらわからないというのがなんとも……。




とりあえず今日はこの辺で。また明日……