『魔法先生ネギま!』27巻感想

魔法先生ネギま!(27) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(27) (講談社コミックス)



全編バトル漫画という1冊。他作品への言及も含め感想を書きます。




師匠と弟子の全力の戦いが終わりました。結末は予定調和的で正直あまり好きにはなれませんが(笑)、全体として面白かったです。バトル漫画は嫌いではありません。
師匠と弟子というと、サンデー連載中の『史上最強の弟子ケンイチ』が思い浮かぶのですが、あれは弟子の勝負に師匠は手を出さないという不文律があって、それが強さのインフレを防ぐという巧みな構成になっていますが、『魔法先生ネギま!』では、弟子が自分の師匠筋の人とガチンコ勝負をするという全く別の道筋を選択しています。
そもそも『ケンイチ』でいうマスタークラスとネギが対決をしているわけだからねぇ。ネギがある意味で覚醒をしましたが、その能力は一度手を入れたら終わりという物ではない設定になっています。ただ、新しいわざを産み出すにはより強い敵が必要なわけでして……。このままバトル一辺倒になってしまうと強さのインフレが起こる可能性は高いんじゃないかな?『ネギま!』の場合はバトル要素もあるけれどそれは要素の一つでしかないのでインフレ=破綻とはならないでしょうけどね。


実はしっかりとは読んでいないので今現在誰がどこにどういう状態で存在しているのかわかっていません(笑)。しかし、次巻くらいで全員集合となるのでしょうかね?
女の子たちが魔法世界の戦いに巻き込まれていくというプロットですが、その戦いは作中の学園でも展開するのでしょうか?


この巻でも「物語の主人公」という言葉が出てきましたが、なんのかんのいっても『ネギま!』の主人公はネギであり、他のキャラクターは、申し訳ないけれどヒロインも含めサブキャラっていう印象を持ちますね。それは決して悪いことではなく、むしろいいこと。物語を細かく追わなくてもなんとなく把握できます。
ただ、サブキャラたちもそれぞれの物語の中を生きていることには間違いありません。その一部が切り取られて『魔法先生ネギま!』っていう作品の中で描かれているんでしょうね。そして、その物語にこそ共感を持つ読者がいても何ら不思議なことではないでしょう。