ハヤテのごとく!242話「夜に想う」感想 終了条件(エンディング)未だ見えず……

そもそも、私が『ハヤテのごとく!』を「ちゃんと」読もうと想ったきっかけもそれでした。19話「使用人(かまい)たちの夜」を読む限り、どう考えても作者は物語の終わりを決めているとしか思えなかったんです。ところが、それが終わる条件がなんなのか、私にはさっぱりわからなかったんですね。
終了条件って言葉を人それぞれどう受け止めるかは違うと思いますが、この場合の終了条件っていう言葉は、たとえば殺人事件が起こる推理小説で犯人がわかるっていうレベルの話です。*1
それがまったくわからなかったんですよ。候補が多すぎて!


とりあえず、2005/11/27に書いたように「日付」こそが終了条件である!というアイディアに思い至りました。そして、それは作者の言葉で裏付けられました。
しかし、それだけではない、作者は物語が終わる唯一無二の場面、トゥルーエンドを思い描いてこの漫画を描いているんですよね。


2007/2/21にあることにようやく気が付き、自分の中ではなぜそれがわからないのかという結論が出ました。
おそらくは、その終了条件に直結する物語は、現時点では私がわかるようには描かれていないんじゃないかなぁと今は考えています。


さて、今週刊少年サンデーで連載されている『ハヤテのごとく!』はギリシャ編。作者の言葉で「暫定最終回」であることは確定しています。そして、三千院家の遺産がこのショートストーリーと深く関わっていることも熱心な読者には明かされています。
しかし、未だにわからんのですよ。暫定最終回が、エンディングが全く見えない!
遺産の話と飛行石(王玉)の話が絡んできそうだなとは想像が付くし、天王州アテネも遺産に絡んでくるのかも知れないなぁとも思う。そして、ハヤテがアテネとナギの間で葛藤するんだろうなぁとも予想はできる。
しかし、見えない。


ハヤテのごとく!』にはラブコメ要素もあります。西沢さん、ヒナギクさんを中心としたコテコテのラブコメも同時進行しています。しかし、ハヤテにとってのラブコメエンディングは、アテネと結ばれること。しかし、それでは、ナギやマリアさんがうまく絡んでくるような話が思い付かないんですよね。暫定最終回と言うからには回収していない伏線とかが残るとは思うけれど、読者が一応「ああ、終わったんだな」と思えるような話であるはずなんですよね。急に打ち切られたわけではなくて予定されていた最終回なんですから。鋭い人が「打ち切り乙」と思う程度で普通に読んでいれば「こういう話だったんだ〜」と思うような終わり方をすると思うんですよ。


くどいですけれど全く見えてません。アテネ(地名)が舞台でアテネ(人名)が絡むんだろうなぁとは思うのですが、いったいこの先どうなるのかさっぱりわかりません。


なんだかとても悔しいです……(笑)




本編感想は明日にでも書こうと思っています。今日はこの辺で……ああ、もう日付が変わってるよ。また後ほど……。



*1:こうやって簡単に書くと誤解を産みそうですが、推理小説について書き出すととても長くなるので今日は誤解を恐れずこう書いてみた。