ハヤテのごとく!244話「好きだけど 好きだから」感想 アーたんの視点
- 作者: 畑健二郎
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TVアニメ ハヤテのごとく!!POSTERS! (Sunday official guide)
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さて、244話。
いつものように朝出勤前に電車の中とか駅のホームとかで読むんですよねぇ。ちとやばかった。なんてことはない場面でこみ上げる物がありました。
それはここです。
今週はいつもと違ってちまちま画像を貼り付けつつ感想を書いていきます。
上に挙げた絵。
ちょっとたまらなかったね。読者として『ハヤテのごとく!』の世界に約5年ほど身を置いています。今までの出来事がこの絵一枚に凝縮されているように思えました。
アテネから見ると今のハヤテはようやく幸せを手に入れたように見えるんですよねぇ。
もちろん、この絵一枚だけでそういうことを思い起こしたわけではありません。
扉絵。
ハヤテとナギが出会った場所。出会った場面。この場面を扉絵で描いていたからこそぐっと来たんだろうなぁと思います。
そんなアテネの思いとは裏腹にハヤテはけしからん妄想をしています(笑)。しかしその妄想がまた味わい深いです。
ね。
泉ちゃんや理沙まで描かれていますよね。でも、伊澄や咲夜がいないのはともかく、ナギがいないんですよね。ナギはけしからん妄想の対象外ですね。おそらくは意図的に描いているんでしょう。作中での今現在、ハヤテから恋愛対象の女性として見られているのはマリアさんを含む16才組なんですよねぇ。
最後にこの人。アテネです。
アテネはヒロインだな。どう見てもヒロインだな。いや、主人公と言ってもいい。アテネかわいいよアテネ。
ハヤテが白皇に入学できた理由もわかりましたが、それ以上に驚いたことがあります。
ここまでの『ハヤテのごとく!』は、アテネの視点から描かれていたと考えると非常にわかりやすいのではなかろうかってことなんですね。
アテネは知っていました。親に捨てられたことも、ナギとマリアさんに助けられたことも、そしてもしかすると物語が始まった2004/12/24以降にハヤテの身の回りで起こったことはすべて知っているのかも知れない。
この漫画の読者のように……
だから、予告されてはいたものの突然出てきたと言ってもいい登場人物であるにも関わらず、読者から自然に受け入れられ、かつ人気を得ることができたのでは無かろうか?そう思えるんですよ。
ハヤテを思い続けるアテネ。自分以外の誰かに救われたのを遠くから見守るアテネ。しかしそれでも思い続けるアテネ。自分の目的と好きな人の幸せとの狭間で揺れるアテネ。好きであるが故に会いたいという思いを自ら押さえつけるアテネ……。
そして、ハヤテはアーたんを思い続けています。三千院家と同様に広い屋敷をアーたんを求めて探し回ります。
ハヤテとアテネは再び相まみえました。ハヤテはアテネのことを「アーたん」と呼びました。
ハヤテからアーたんへの最初の言葉、それは自分のことを覚えているかの確認でした。ハヤテが伝えたかったことではなく、まず現状のステータスを確認しました。
10年ぶりにそう呼ぶことを許したただ一人から「アーたん」と呼びかけられたアテネ。アテネの思いを読者は知っている。ハヤテの思いも読者は知っている。しかし、その思いに素直になるかどうか……。
これで来週流れをぶった切る一話完結物だったら笑えるな。畑健二郎さんならやりかねないとも思っているんですけれどね(笑)。
とりあえずコミックス買って来週を待ちましょうかね。
今日はこの辺にします。きっとたぶんまた明日……。
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