Google Closure Compilerに惚れた



こんばんは。JavaScriptがなかなか言うこと聞いてくれない(ってか何が悪くて動かないって言った方がいいよね)で苦しんでいるWebシステム開発者のtanabeebanatです。
このニュース、職場で飛びつきました。んで、速効試してみた。いける。いけるね。社内システムなのでLibrary(どうでもいいけど上記ニュースサイトの綴り間違ってるよね)は使うつもりないですが、コンパイラだけでも十分使える。




つまらない文法ミスを指摘するのはコンピュータの得意とするところ。JavaScriptの場合、まぁ俺が知らないだけかも知れないけれど、そんなくだらない作業を簡単にやる方法がなかった。文法レベルのチェックなどと言う人間がやる必要がない作業に多大な工数がかかっていますね。
本当は、ブラウザ間での動きの違いとか指摘してくれるととてもうれしいのだが……。別のメンバーが作った画面、Firefoxでは動くのにIEでは意図通り動かないと言う問題を抱えています。JavaScriptを使った開発ではよくあること。そういう問題を解決してくれるツールが無料で使えたらなぁと思ったりします。


いっつも書いているおれの妄想なのですが、Googleの狙いはすべてをWebブラウザ上でってところにあるんだろうなと思っています。Chromeでなくても別にいい。Googleが作るOS上で動かなくても別にいい。もっというとGoogleのサービスを使わなくても別にいい。ユーザーがWebブラウザでシステムを使うことに慣れればそれでいいっていう戦略なんだろうなぁと。当然競合するサービスは現れると思いますが、既存のパイを奪うのではなく、新しいパイを焼こうとしているんだろうなと思っています。


そのうち、画面デザインとかも無料で簡単にできるツールがでてくるかもね。そうすると我々の仕事のうち時間的には多くを占めている「力仕事」の所要時間が劇的に減るかも知れません。その分クリエイティブ(笑)な作業に時間を割けるというきれい事も言えますが、実際にはわれわれの仕事が減るという現実に直面することになるでしょうね。
それでもおそらくはこの仕事自体は無くならないと思います。高級言語コンパイラができても誰もが簡単にシステムを作るっていう風にはならなかったからね。
そういうツールでできないような部分ってのは、もしかすると今現在からは想像もできないくらい複雑化して、より一層高度な知識と柔軟な発想が求められる時代が来るのかも知れません。


20年くらいこういう仕事をしていて思うのですが、昔はクリエイティブ(笑)だと思っていた作業がだんだんと単純作業になっていくんですよね。引き出しが増えていくんだなぁ。昔だったらワクワクしながら組んでいたロジックが今ではありがちなやっつけ仕事でできるロジックになっちゃうんですよね。それでもプロジェクトの中で一つや二つは今まで未経験のロジックを組む機会があります。おそらくは、そういう部分はこれからも残るんじゃないかなぁと私は思います。