実名匿名という論争に意味が無くなる世界へ……




まっ、リンク貼るだけでいいんですけどね。今さら書いてもしょうがないしね。実際リンクを貼る方が書くよりめんどうなのは秘密だ……。




表題の記事で例に挙がっている女性数学者の件については思いっきり異論がある。匿名によって本当に救われたのは「彼女」という人ではなく彼女が産みだした「業績」でしょう。「誰が」というところに固執しているから「何を」を見失ってしまうんですよ。たぶんそういうこと。




俺自身もそういう考え方に至るまでいろいろと迷走したし、この先も迷走するんじゃないかなぁとは思います。
まずは、1利用者だった頃、

  • インターネット上のコンテンツはすべて等価

っていう感想を持ってたんですよね。
しかし、その後、自分で書き始めてから

  • インターネット上は現実社会以上のピラミッド構造

であることを知りました。
そして、そのピラミッド構造はどうやらリアルよりも下にあると多くの人がみなしているという感想を持ちました。ピラミッドの下にいる人たちばかりではなく上にいる人たちもそう思っているんじゃないかなぁと推測しました。
しかし、それでは何も起こりません。
ネットで世界が変わるなんて妄想だとは思っていますが、せっかくなので夢を見てみたいのですよ。だから

  • 誰が言ったかよりも何を言ったかが重視される世界

を夢見るに至ったんですよね。


冒頭書いたようにそれはまた今後変わるかも知れないし変わらなければいかんのかなぁとも思います。




極端な意見の方がネットでは目立ちます。だから俺もわざと極端に書くことも多いです。顕著な例が、まぁこの記事まで読むような人はわかってらっしゃると信じて書きますけれど某漫画の感想ですね(笑)。
あれはあれで信じてはいますし、そういう共通認識が生まれればいいなぁとも思ってはいるのですが、それを冷静に見て「このおっさんなにいってるの?」と嘲笑している自分もまたいるわけです。それも含めて楽しんでいるんですね。ゲームですからね。しかも、作者にとっては人生を賭けたゲームなのに、俺にとっては負けても失う物が何もないゲームです。申し訳ないけど楽しまなくっちゃ。しかもずるいルールですよねぇ。結果が出るのは数十年から百年後ってことにしちゃっているので生きているうちは勝ったと思いこんでいることができます(笑)。まぁ、完全に論理的に否定するような話が出てくれば別ですが、おそらくそれをやるにはあれを書いたのと同じくらいのエネルギーが必要になると思うので他人に求めるのは難しい。やるなら自分でやるしかないですよね。究極の自作自演マッチポンプです。面白いよなぁ。


とはいえ、実際に人が求めている物はそういう物とは違います。本当に求められているのは情報です。旬な情報では現場にいる人や取材力を持っているメディアにかないません。必要だけれど誰もとりまとめをしていないような情報、集めても金銭的な見返りを得られない情報を発信することが個人ができることなのかなぁとも思っています。
その時匿名か実名かなんてことは関係有りません。ただひたすらその情報が役に立つか立たないかだけが評価基準になります。


そんなことをつらつらと考えていますよ……
ああ、眠たくなった。ツール探しが楽しくて夢中になってしまったよ。それはまた別の話……