ハヤテのごとく!255話「一つ目の言葉」感想 10年前の純情
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/01/16
- メディア: コミック
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ああ。やっとここまで来たかぁ。長かったなぁ……。
まだ終わってないけどね(笑)。
22巻ってどこからどこまでだっけかなぁ。まぁいいや。新鮮な気持ちで読もうかな。土曜日発売なので普通に確実に売っている本屋に買いに行けるのが助かりますね。地元の本屋は最近平積みになっているけれど職場の近くだと漫画の仕入れがとても少なくてねぇ。
その分、感想を書くのは遅くなると思うのですがまぁそれはしょうがない。ああ、漫画喫茶で書くって言う手があったな。
仮想今週の一コマ
16ページ目(P218)3コマ目。つまり255話最終コマのアテネ。
こういう引きはこの漫画で初めてかもしれませんねぇ。
ポイント
道を開く石
負の感情をエネルギーにするってなんかあったよなぁ。思い出せない自分がもどかしい。
王城の庭城
つまりはロイヤル・ガーデン。
地下迷宮で壁画に描いてあることを理解した伊澄が「詳しくはわからない」という以上はだれにもわからないのか?あるいは伊澄が何かを隠しているのか?はたまた誰か他に知っている人がいるのか?
王玉のレプリカ
なるほど。そういう設定か。いや、全然違うんですけれどね。この場面、唐突に『パプリカ』のクライマックスを思い出しました。あんなにグロくはないけどさぁ。
10年前の純情
これも……
一つ目の言葉
もちろん、これも……
まとめ
最後の一コマでここまでの話がぶっとんでしまった(笑)。で、ちょっと書きたいこともできたんですが、それは金曜日にでも書こうと思っています。
255話はアテネですねぇ。っていうかアーたんか。
誤解を恐れずに書くとですね、推理小説的な価値観で言うと「アンフェア」なのではないかと思うのですよ(笑)。
何を言っているかというと、10年前の伏線です。剣を交えて折れるという漫画的と思われる描写に実は意味があったというのにはびっくりです。他の場面では漫画的な描写が本当に漫画的なというか記号的な意味しか持たない場面もあって混在しているのですよ。いや、まだわからんよね。さらっと流した場面があとあと尾を引いていたらどうしよう。『ハヤテのごとく!』を読むにあたっては、そういうところにも注意が必要なんですねぇ……。まったくもう。
読者にはまだ隠されているロイヤル・ガーデンの設定が徐々に明らかになりましたが、まだその本領はわかりません。子供の頃のハヤテがそこに迷い込んだ理由はまぁなんとなく想像はつきます。ということはアテネがそこに行った理由も畑健二郎さんなら間違いなく用意している者と思われます。
アテネがロイヤル・ガーデンから脱出した経緯も含め、近々なのか遠い将来なのかわかりませんがいずれ『ハヤテのごとく!』の中か関連作品として描かれるのかなぁと想像しています。
ハヤテが言いたかった一つ目の言葉。それは感謝の言葉。
伏線を指摘されれば一目瞭然。10年前のあの日、乗っ取られたアテネと正気のアーたんとのせめぎ合いがあったんですねぇ。そしてあの時既にハヤテはそれに気づいていたんだな。この場面をすぎたらすんなりとそう理解できるけれど読むまでは全くそんなこと考えていなかった……。読みが浅い。
先週も書きましたけれど、理由があって戦うのにナギによってその理由が取り払われ、しかし戦わなければならず戦って、そして、ハヤテによって相手の心が溶けるという流れはヒナ祭り祭りと全く同じ流れです。
でも、決定的に違うのはハヤテが相手を救いたいという明確な意志を持っているかどうかですね。
ゴールデンウイークのこの話、暫定最終回であると作者から明かされていなかった、そもそも暫定最終回というシステムがあることを効かされていなかったら、最終回と勘違いしてただろうなぁ。それも打ち切り最終回だとね。
そんなに長くならなかったけど時間ばっかりかかったなぁ。今日はこれでおしまい。また明日。
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