大津波警報

バンクーバーオリンピックフィギュアスケートエキシビションを見ようと思ったら予告されていた津波警報




何年か前、岩手県三陸沿岸を車で走った時、平常時にはあまりに大げさに見える防潮扉が至る所に整備されているのをみて驚きました。本で読んだり写真で見たりはしていましたが、実際に見るとやはり違う物です。おそらく今日はあの扉が実用のために閉まるのでしょう。
到達予測は13:00から順次ということですが、実際には前後するでしょうし、遅れてくる2発目3発目が大きくなることも過去の実績としてありますのでせっかくの日曜日、一日津波に振り回されてしまうことになってしまいますね。


世界中に情報が瞬時に伝わるようになりました。日本は幸いにも相対的に低いコストで多くの人がその情報にアクセスできる状況に置かれています。自然科学も発達してある程度挙動を予想することができるようになりました。それでも自然というのは時に思わぬ動きを見せることがあります。基礎知識がないひとはもちろん、知識がある人であっても、いや、逆に知識があるが故にというケースすら有るかも知れません、思わぬ被害を受けてしまうことだってあるでしょう。そして、人間も、思わぬ行動を取ってしまうことがあります。


もしかしたらある程度の物的被害は避けられない災害になるかも知れません。しかし、プライオリティとしてはやはり人命優先でしょうね。物的被害を防ぐために人命が失われるのは切なすぎます……。