ハヤテのごとく!264話「鐘の音は未来に響く」感想 壁の向こうのナギ
そうかぁ。こういう展開なのかぁ。エンディング、どうなるんだろう。
仮想今週の一コマ
10ページ目(P150)1コマ目のアテネと13ページ目(P153)1コマ目のナギ。
ポイント
ハヤテ兄
うーん……。どうなんでしょうねぇ。
- 2010/3/11 ハヤテのごとく!263話感想2日目 なるほどハヤテの兄はそういうことか。
などと書いたのですがね。
ハヤテの兄の名前?はイクサ。『海の勇者ライフセイバーズ』の該当キャラの名前は戦部大和(いくさべやまと)。先週のバックステージでの言及具合を勘案すると何らかの事情があって綾崎姓ではないのか、あるいは何らかの事情があって名前を変えているっていう設定のような気がします。気がするだけです。
もし、そうだとすると、『海の勇者ライフセイバーズ』は『ハヤテのごとく!』が内包するショートストーリーの一つなんだろうねぇ。
それはともかくとして、ハヤテの兄がアテネを助けたって言う設定と、その後の兄の運命についてずいぶんあっさりと流したなぁと言う印象を持ちました。アテネからしてみると自分の命を助けてくれた恩人の正体がようやくわかったけれど消息不明であることに変わりはないこともわかったってところですね。アテネ、いい子だねぇ。自分を助けてくれた人のことをずっと心配していたんだねぇ。悪の女王じゃないよな。
終わりではない。ここからさ。
ナギのセリフ。
そうだよねぇ。ここからなんだろうな。きっと。ちょっと前にも書いたけれど、ここまで、コミックス24巻分くらい使って、ようやく設定の説明を終えたみたいな印象を持っちゃうんですよね。ただ、その印象は前にも持ったことがあってね。だから、この先何度も同じ印象を持つことになるんじゃないかなぁという予感もあります。ここでようやくキャラの立ち位置が落ち着く、というかスタートラインにたつんだろうなぁ。
必要なのは…
うわー。きたよきたよ。どう見ても最終回。
お嬢さまはいつも大変
そして、暗転……
13ページ目3コマ目
ヒナギクさんが振られたところと対応しますね。
さようなら
いったいどうするつもりなんだろう?来週片が付くのか??
まとめ
ラストの引きですけれどね、俺はアテネが退場することは無いと思うんですよ。メインキャラの一人でありつづけるのではなかろうかと。上にも書いたようにすっかりそういうイメージでは無くなっているけれど、白皇学院における「悪の女王」ポジションに座るんじゃないかなぁと思っています。そうしないと、『ハヤテのごとく!』におけるラブストーリー要素がかなり薄まっちゃうんじゃないかなぁと思うんですよねぇ。
さて、それはともかくとして感想サブタイトルの件です。
今週は読んだ直後に「これしかないよねぇ」と思い浮かびました。この漫画の作中登場人物の関係、ほんと面白いよ。
ハヤテを中心としたラブストーリー要素からキャラの力関係を書くとこうなるんじゃないかなぁと思うんですね。
アーたん>高い壁>ハム>ヒナ>越えられない壁>ナギ
アーたんとハムの間にふさがる高い壁はハヤテの気持ちしだいでなんとかなる壁なので越えられないとまでは言えないと思うんです。ところが、ヒナとナギの間の壁は今すぐには越えられない。なぜなら、この壁の正体は年齢だから……。ナギが成長しない限り絶対越えられない壁なんですよね。
ところが、恋愛要素も加味した上でも、ハヤテからみた重要度というのは全く違うんじゃないかと思ったんですね。
ナギ>越えられない壁>アテネ>>>>>その他
ハヤテにとってナギは誰にも代え難い一人だけのお嬢さまになっているんですね。その壁は互いに10年思い続けてきたアテネですら越えられなかった。
ナギって、どちらのケースも壁の向こう側にいる登場人物なんですね。だからこそメインヒロインなのかも知れません。他の登場人物とは異質なキャラクターですね。
ただ、あくまでもこれは「264話時点」での話。この先この関係は変わるかも知れません。もしかすると、この関係が変わっていく様を描くことがこの漫画のテーマの一つかも知れないですしね。それは読み進めないとわからないこと。
アテネはどうなっちゃうんだろう。ハヤテは2人の少女への本質的に違う愛を両立することができるのかなぁ。恋と愛って書こうと思ったけれどなーんか両方「愛」みたいに思えるんですよね。
来週どうなるのか、さらに、日本に帰ってきたあとどうなるのか……。ここから笑える展開になるってのが想像しづらいです。
今日はこれでおしまい。早く書けた!
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