ハヤテのごとく!268話「長いシリーズも終わったし、この話から読むのもいいんじゃね?」感想 『ハヤテのごとく!』の畑健二郎先生が放つ巨弾新連載『ハヤテのごとく!』
うーん……。
これさぁ。先週までとは別の漫画だよね。
ハヤテのごとく!23巻&24巻サービスパック シール付 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: コミック
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巻頭カラーですねぇ。
いきなり知らない人の名前をナギが心の中で呼んでますねぇ。
わけわからないですねぇ。
カラー扉絵
新キャラですよねぇ。
わけわかんないですよねぇ。
ポイント
さらば屋敷
漫画的な設定保全に走らずに登場人物が置かれた状態をわりとリアルに表現するのがこの漫画ですけれどほんとうにやるのかねぇ。ここまで来たらやりそうな気がしますねぇ。続きはまとめでね。
家賃収入
寝ていて金が入ってくる夢を見るのなら家賃か印税ですが、計算すると凄まじい金額の印税収入を得ている漫画家さんは寝る時間が余り無いらしい。世の中楽な仕事って無い様な気がします。
2000万円
無理だね(笑)。
おれの住んでいる千葉の家でそのくらいだもん。
もしおれが2000万円をお小遣いでもらえたら使い道はただ一つですねぇ。住宅ローン返済。
人生の首根っこを千○銀に掴まれている状況から脱したいですwww
ダメ人間ナギ
ぬるい。ぬるいんだけれどもっとぬるい漫画の連載が始まったので余り目立たなくなりました。こうやって並べてみるとやっぱ違うなぁ。コピーではないってのがわかる。ただ、どこが違うのかうまいこと表現はできない。
まとめ
おそらくは編集者が書いているであろう巻頭カラーの煽りは「新キャラGペン熱き戦場!!」とあって、あたかも漫画を描く女の子の話がはじまるように思えますが何一つ材料はないわけでしてね。
でも、とにかくもう一度言いたいです。
別の漫画ですね、これは。先週までの『ハヤテのごとく!』は設定説明。267話まで(正確には266話までかな?267話が番外編っていうのが今週の話を読んでやっとしっくりきた)の話を踏まえて268話から別の漫画の新連載が始まったって感じです。
とはいえ、267話までの話だってまだまだ決着は付いておらず……。その物語は268話以降も継続するわけです……。
しかし、よく考えると、この漫画でこの感覚を味わうのは初めてではありません。俺の場合は暫定最終回その2が終わった4巻2話(33話)からは別の漫画と感じたんですね。特に白皇学院が舞台になってヒナギクさんが出てきてからですねぇ。もっというと、その前は正直あんま読んでなかった(笑)。
コミックスを読まず、サンデーだけを読んでいた当時の俺は、ヒナギクさんが出てきて「この漫画、化けたな」と思ったもんです。むろんその程度ではコミックスを買う動機にはならなかったわけですが、それでも読み飛ばさずに読むようにはなりましたね。
実際コミックスを読むと、仕込みはその前に終わっていることがわかって呆然としたのですけれどね……。
268話もそんなターニングポイントになる話でしょう。ここから始まる話が多くの人から支持をされるのか?そればっかりはわからないです。支持をされれば俺もうれしいけれどさ。好き嫌い面白い面白くないは個人の主観だからね。
畑健二郎さんは冒険好きだなぁと思います。これだけ売れていれば当初の予定なんて言葉巧みに言い訳して捨てちゃってもいいと思うんですよね。読者に受けている設定なりキャラなりを使って延々と話を続けた方がおそらくは金にはなるでしょうw
とはいえ、それをやらないと確信しているから俺はこの漫画を絶対最後まで読もうと決めたわけでしてね……。
今回、屋敷を出ることになって、過去編とゴールデンウイーク前の1話、17巻4話(177話)『それは、光で時を切り取る機械』にやっと意味が生まれました。コミックス持っている人で268話読んでからまだ読んでない人にはお薦め。年のせいか涙もろい俺はちょっとうるっときたね(笑)。
- 2008/05/28 ハヤテのごとく! 177話感想 たとえば、こんな、最終回
いつでも撮れると思っていた写真がもう撮れなくなることを当時のナギもマリアもハヤテも知らない……。
冒頭のカラーでは2005/6/12まで日付が飛びました。少なくともここまではこの漫画が続くと言うことですね。
本当に漫画を描く話になるんですかねぇ。だとしてもそれが『ハヤテのごとく!』にとって必須の話なのかオプションなのかもわからないですしねぇ。考えてはいたんだろうなとは思うんですけれどやる必要性があるのかどうかは後になってみないとわからないと思います。
屋敷を出ることにはおそらく必然性があるんでしょうね。これでナギは常識はずれた大金持ちのお嬢さまという属性を失いましたね。やっとだ。一歩踏み出したなぁ。
この漫画に限って言うと、個別の要素検証とかをしても全体感がまるでみえない、むしろ混乱するだけってのは痛感しています。なので、気にしてもしょうがないのですがやっぱり気になる物は気になるからしょうがないですね。
さて、来週からどうなるんでしょう。
268話を読んだ第一印象でいうとね。
古来から愛用されているアパート同居疑似家族物をやろうとしているんじゃなかろうかと……。俺にとってのオリジナルは『めぞん一刻』なあれです。そのアパートに集まってくるのが漫画家を志す人たちだったらそれはそれでどっかで聞いたような設定になりますし、大家さんはナギだけれど管理人さんがマリアさんならこれはこれでどっかの未亡人みたいです。声優さんにあの歌まで歌わせちゃってるしね。
いや、どうだろう。やるかなぁ。ミスリードかも知れないなぁ。
個人的にはこの先がとても楽しみになった268話でした。時間オーバーなのでこれでお終いにします。
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