読書感想文 ヤマグチノボル著『ゼロの使い魔』19 始祖の円鏡



円鏡と聞いてあの顔を思い出す世代はきっとターゲットではないんでしょうね(笑)。




物語が加速しています。大冒険の末……ではなかったですが、ついに才人が東方のエルフの国にたどりつきました。そして彼とティファニアを救うべく、そもそもが東方に旅立つために作られたオストラント号で他のメンバーも追いかけるわけです。


さーて。デルフリンガーも復活したし、終わりが近づいてきましたねぇ。四の四がそろったときに何が起こるんでしょうかね?


でも、四の四をそろえちゃいけない、って可能性もあるんですよね。そろえると過去の悲劇、サーシャとブリミルの悲劇をなぞるような展開になる、っていう制約が存在する可能性もある。
前回と今回で違うのは「異世界」からやってきた才人の存在、ってことになるのかもしれませんね。


当初の話の目的は才人が元の世界に戻れるかって言うところにありましたが、今ではハルケギニアを守るというところになっています。才人はすっかりハルケギニアに根を生やしてルイズと暮らす気まんまんですからねぇ。ただ、それがかなわない、という結末だって十分ありえますけどね。


まだ出てきてないティファニアの使い魔がエルフだったりするかも知れないし、偽タバサの使い魔も確かまだだったし、あと5巻くらいは続くんじゃないですかねぇ。