ハヤテのごとく!293話 感想2日目



まぁ、そんなことだろうなぁとは思ったんだけれどね。



真泉くんは元々
たった一人の僕の友人に向けて
その友人に喜んでもらおうと思って
考えていた漫画の主人公。



この漫画はそういうことがごく自然にできるような作りになっているんですが、正直読者がそれをどう受け止めるかは微妙なような気もしています。
こういう実験的な作品は、一部の好事家には受け入れられても世間一般ではなかなか理解されない、そもそも理解してもらえないという傾向が強いように思えます。この漫画の場合、それにもかかわらずそれなりの人気を得ていることが不思議なくらいだと思うんですよねぇ。自分好みのショートストーリーに捕まってそのまま読み続ける人や、キャラクターの魅力に引っかかる人が多いから人気を得るとは思っていたけれど、そういう人がみんながみんなその背後にある仕掛けにたとえ無意識であっても気づくとは限らないです。気づいた人はその仕掛け自体を面白がると思いますけれどそうでない人はなんのかんの言っても今まで読んできた物語との違いにとまどうと思うんですよねぇ。
違うんだよねぇ、今まで読んできた物語とは。明らかに違う。普通こんなことはなかなかできないのにこの漫画の場合は自然にできてしまう。だからこそ、それに慣れない読者の中には、構造の違いに気づく前に拒否反応を示してしまう人がいてもおかしくないと思いますねぇ。


とはいえ、これだけの人気を得たって事実はあるので、多くの人がこの漫画のもつ異常性をそれはそれとして受け入れたってことなんだろうなぁ。


26巻は11月発売ですか。どんな話だっけ?(笑)いろいろあって思い出せない。