新宿西口イベントコーナーの「くらしと測量・地図」展がすごすぎて挙動不審になってしまった件

今日ね、珍しく新宿行ったんですよ。んで、とっても珍しくね、ちょっと買う物があったのでヨドバシ行ったんですよ。普段ならアキバ行くんだけどさぁ。なんとなくね。
んで、新宿西口地下の広場をなんの気無しに通ったらなんか不穏な感じ。


そこから小一時間固まってしまいました。トランス状態に入ったね。端から見たら絶対挙動不審。でも同じ状態になっている人は他にもいたからきっと大丈夫。





この展示のこと、もちろん知りませんでした。知ってたらわざわざ行ったと思うけど、今日は絶対に行ってません。だって、展示は明日からじゃん!(笑)
そうかぁ。撤収しているのかと思ったら設営していたのか。なるほどねぇ。全部は展示されていなかったんでしょうね。


にしても、すごかった。地図はやっぱり紙で見る物です。画面じゃダメだ。紙の地図を舐めるように読まないとだめだ。航空写真も同じ。Google Mapの写真もいいけれど、ちゃんと印刷された写真の方がもっといい。


時期から想像はつくと思うのですが、今回の地震津波に関する国土地理院が取得した資料も展示されています。津波被災地の航空写真、画面でもみていたはずなんですが、並べてみると……なんともはや……。
同じように被害を受けたと思っていた地域の間にかなりの差があることがわかりました。そして、何よりも切ないのは、線を引いたようにきっちりと何もないエリアと何かが残っているエリアが分けられていたことです。これが津波なのか……。もちろん、航空写真では被害が大きいようには見えなかった地域でも甚大な被害が発生しているであろうことは想像に難くないのですが、それでもあの線は……。なんとも形容しがたい1本の線です。


その他、東京近傍の防災に役立つ資料などもありましたが、個人的に興味を惹いたのは、多摩ニュータウン、つまり多摩丘陵の原地形。面白いとしかいいようがない。すごいよな。人間ってここまで自然を改変しちゃうんだと。
あとは、地元意識で陸前浜街道の迅速測図。国道6号線って、松戸市内では案外と旧街道から外れていないんですよね。


それ以外にも見所満載。おそらく1時間じゃ全然足りない。3周くらいしないと見切れないくらい。少なくともマニアにとってはね。




期間中もう1回行ってもいいかなぁと思えるような展示でした。興味がある東京近傍の方はぜひお立ち寄り下さい。損はしないはずです。